過去ログ - 上条「今日はヤケに静かな朝だけど」
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3:名無しNIPPER
2016/06/06(月) 23:21:57.52 ID:qZzvefia0
上条「……えっと、あれ? 迷ったか?」
登校中。不良から逃げる際にもよく使う為に、細かい要所までしっかりと暗記した道で、迷ってしまったようだ。
上条「おっかしいな。たしかこの道を真っ直ぐ行けば最短ルートのはずなんだけど」
○○「ちょっとアンタぁ!!!」
すると、後方からまるで怒号のような叫び声が聞こえてきた。
上条「ん?」
振り返った先には、見覚えのある栗色の髪の女性が立っていた。
肩先まで伸びた鮮やかな栗色の短髪、強気な目つき。何故だか制服がいつもの常盤台のものではなく、白いリボンのついたセーラー服であるという事を除けば、彼女は何処からどう見ても、
上条「御坂……か?」
だが、身長は上条に迫る程に伸びていて、まな板のようだった双丘も膨らみを見せているので、上条は疑問混じりに言葉を口にした。
御坂「……あれ? あ、すみません。人違いでした」
上条「?」
御坂「いやー、他人の空似ってあるもんですねー。そもそも、アイツはもうとっくに大学生になってるはずだし……あ、本当にすみません! では」
ぺこぺこと頭を下げた彼女は、そのまま走って上条の向かおうとしていた方向へ早足に駆けて行った。
上条「……何だアイツ? でも、御坂……だよな?」
何とも言えない違和感を感じつつも、上条は自身の高校へと再び足を向けた。ちなみに遅刻は確定だった。
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