過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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111: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/08(水) 23:17:23.54 ID:RPa3KIXbo
真姫☆「ど、どういう意味よ、それ…」

凛「真姫ちゃんが最近感じてる目眩のこと」

凛「あれは、時空壁があの世界に生成されたことによる時空振動によって、真姫ちゃんの身体が揺り動かされたことによって起こされる現象なの」

真姫☆「え、えっとー…?いきなり難しい単語が…」

真姫☆「さっきから言ってる時空壁、ってなんのことよ…。時空振動は歴史の改変が行われた時に感じる身体の揺れ…のことよね?」

凛「うん。大体それでいいよ。時空壁、っていうのは、その歴史の改変を行われないように、世界が取る防護策、だにゃ」

真姫☆「世界…?世界自身が、歴史の改変を防ぐ、ってこと?」

凛「そう。…あのさ。真姫ちゃんがあの世界にいるって分かったなら、真姫ちゃんがあの世界に落ちた3ヶ月前に行って、その時の真姫ちゃんを拾ってくればいいと思わない?」

真姫☆「え?あぁ…そうね。それなら凛が1ヶ月私を探し回っただけで済むんだから」

凛「でも、それはできないの。なぜなら、時空壁が邪魔をしているからだにゃ」

凛「時空壁が生成されると、それ以前の時間へは戻ることができなくなる」

凛「まさしく、時間を遡る上で立ちはだかる壁、みたいなもの」

凛「凛があの世界でたどり着ける最も経過の少ない時間が…真姫ちゃんが今まで過ごした3ヶ月のラインだった、ってこと」

真姫☆「そう、だったの…。でも、どうしてその3ヶ月の時点で、時空壁が生成されたの?」

凛「それは、真姫ちゃんがあの世界の真姫ちゃんと接触したことが原因…なんだと思う」

真姫☆「えっ…でもあの世界にたどり着いた初日にも、あっちの私と出会ったけど…」

凛「…うん、じゃあちょっと違うかな…。正確には、『あっちの真姫ちゃんが、異世界の真姫ちゃんを認識してしまった』ことが原因」

凛「その時点で、世界はパラドクスを起こしてしまったにゃ。本来はあり得なかった、あり得る筈のない歴史を」

凛「世界が拒絶反応を起こしてるの。真姫ちゃんに対して。その結果が、時空壁の生成」

凛「そして、その際に起こる時空振動の波、だにゃ」

真姫☆「…つまり何。私が目眩を起こすのは京都で言うところのぶぶ漬けを出されている状態ってこと?」

凛「うん、そんな感じにゃ」

真姫☆「じゃあ私はそのぶぶ漬けを喰らい尽くしてやるわ。その程度の催促で帰るわけにはいかないの」

真姫☆「目眩が辛かろうが、私はっ…!」

凛「でもっ!…そんな状態で、真姫ちゃんにアイドルが務まると思う?」

真姫☆「…」

凛「このままあの世界に真姫ちゃんが居続けたら、更に大きな目眩だって引き起こすかもしれない」

凛「その目眩が練習中や、ライブ中に起こってしまったら…大怪我するかもしれないんだよ」

凛「そうなったら真姫ちゃんは…最悪、もう動けなくなっちゃうかも知れないんだよ」

凛「そうでなくても本番中にぶっ倒れでもしたらどうなるか…知らない真姫ちゃんじゃないでしょ」

凛「…どっちみち、これ以上あの世界で真姫ちゃんにアイドルは無理、だよ」

凛「諦めてよ。真姫ちゃん…」

真姫☆「…」

真姫☆「…っは」

凛「にゃ?」

真姫☆「ははは…あははははっ!なによ…なによ、そんなこと?」

真姫☆「…なら、なんの問題もないわ」

真姫☆「アイドルできないってんなら…しなきゃいいのよ」

真姫☆「しなくても、夢は叶えられる。とっくに私の代替を用意する計画だって…考えてあるんだからっ…!」

真姫☆「だからあなたが何を言おうと、私はっ…!」グイィィッ…!!


ガコンッ…!!

凛「ひぃぃっ!!ま、真姫ちゃんっ!!」

真姫☆「あの世界へ帰る!私の、花陽の…みんなの夢を叶えるために!」


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