過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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119: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/08(水) 23:23:59.98 ID:RPa3KIXbo
〜回想〜


昨日の夕方 音楽室


絵里「…ってことなんだけど…どう?」

真姫「えっ…」


真姫(彼女の話した内容が複雑過ぎて、私には理解の埒外だった)

真姫(かろうじて理解できたのが…、私に彼女の担当している、アイドル専攻の指導補佐を務めてほしいとと言われていることと…)

真姫(そうしてくれたら…、彼女は私のことを…愛してくれる、と言ったことくらいだった)


絵里「なんて…急に言われても、難しいわよね」

絵里「ふふ、でも私はあなたならできるって考えてのことなのよ。あなたの才能を枯らせるなんて勿体ないって思って」

絵里「難しいことをするわけじゃないわ。ただ私の言うとおりに動いてくれればいいだけ」

絵里「たったそれだけのことで、私はあなたに報酬を与えられる」

真姫「報酬…」

絵里「…あなたを、愛してあげる」

絵里「あなたが愛に飢えているのは見てすぐにわかったわ。誰かに愛されたくて、しょうがないんでしょう?」

絵里「それも親からではない…他人からの愛情。自分のために尽くしてくれる、誰かからの愛」

真姫「…ぅ、どう、して…」

絵里「ふふ、そういうの感じるの、得意なのよ」

絵里「でもあなたも…贅沢よね。そんな愛情、そうそう手に入るものじゃないわよ?」

絵里「よっぽどの美貌を持つ大金持ちとかか…もしくは、赤ん坊とか」

絵里「普通はそんな大それた愛情を求めるのは、おこがましいと考えるわ」

絵里「でも…私はそれを与えてあげられる。いつでも、ってわけではないけど…出来うる限りずっとね」

真姫「ずっと…?」

絵里「えぇ…。私が卒業しても、ずっと。休日はあなたと一緒にいてあげてもいい」

絵里「なんなら…私が一人暮らしを始めたら、あなたもそこに住んだって構わないわ」

真姫「ホント、に…?」

絵里「えぇ…本当に」

真姫「だ、だったら私っ…!!やるっ!やりますっ…!」

真姫「あなたに愛されるなら、それで…」

絵里「…でも、ほんの少し覚悟して欲しいことがあるわ」

真姫「えっ…」

絵里「指導って結構大変なのよ。難しくはないけど、休日は日中全て埋め尽くされるし」

絵里「休日のプライベートの時間はあまり用意されない、って考えてちょうだい」

真姫「…それくらいなら、大丈夫です。休日、誰かと遊んだりなんて…しないし」

絵里「そう。それならいいわ。…そして、あともう一つ」

真姫「もうひとつ…?」

絵里「…アイドル専攻の指導になる上で」

絵里「必ず…この学校のもう一つのスクールアイドルと敵対することになる」

真姫「あ、そ、それって…」

絵里「もちろん、そんなところに属している人たちや…それに与する人たちとも仲良くしてもらうと困るのよ」

絵里「だから…」


絵里「…東條希とは、決別しなさい」


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