過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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126: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/08(水) 23:28:53.62 ID:RPa3KIXbo
花陽「その、一人、って」


希「西木野さん」

希「えりちの誘惑のために、孤独の闇に絡め取られようとしている彼女を…どうしても救いたいんよ」

希「ひとりぼっちは、寂しいもん」

希「去年の秋から一年間、ずっと一人やったうちだから、わかる」

希「他の人たちの話し声を聞くと、胸を締め付けられるような孤独感に襲われる」

希「口が、話し相手を求めて勝手に動いたりする。うちの周りには誰もおらんのにね」

希「生徒会長として人助けしようとしたのも、話し相手が欲しかっただけ、なのかもしれんね」

希「…そんな孤独の怖さを、西木野さんには味わって欲しくない」

希「いつかにこっちみたいに…身体に悪影響だって及ぼしかねない」

希「うちは西木野さんに、うちのホンキを見せつけるために…アイドルを始めるんよ」


ことり「ホンキって…」

真姫☆「…昨日、考えてみたの」

真姫☆「この世界の私を絵里の誘惑から…アイドル専攻から助け出すにはどうすればいいのかって」

真姫☆「私の意見と希の意見、どちらも決め手に欠けるからって水掛け論で…結論は出なかったけど」

希「真姫ちゃんがスクールアイドル辞めるって聞いてから、思い直した」

希「…やっぱり、貫き通すべきなんや、って」

希「西木野さんがえりちに魅了されている時点では、うちの声は届かへんから…まずえりちをどうにかしないと、って考えてた」

希「でもっ、それじゃダメなんよっ…!ダメ、って諦めている時点で、うちはホンキやないっ…!」

希「本当に心から、誰かを救いたい人間はっ…」

希「絶対に、諦めない人だって、知ってるからっ…!!」

希「だからうちは、うちの声が届くまで…西木野さんに話し続けることに決めたんよ」

希「うちの全身全霊を持って、西木野さんの未来に光を灯してあげたい」

希「うちの、アイドルとして『夢』は…それ、なんよ」

花陽「夢…」

花陽「私が、凛ちゃんの心を取り戻したいと思うのと、同じように…」

ことり「私と海未ちゃんが、穂乃果ちゃんとやり直したいって思うのと同じように…」

海未「部長…希さんには希さんの、大きな夢を…」

真姫☆「にこちゃんのときとは違って、今度は根気の勝負よ」

真姫☆「アイツの心が傾くのが先か、私たちが折れるのが先か…」

真姫☆「そのために…希に、私たちの全てをつぎ込んであげましょう!」

真姫☆「私たち全員の想いで…、あの子を救ってあげるためにっ…!」

真姫☆「希の夢を、叶えるために…!!」

花陽「…うんっ!」

ことり「そう言われたらもう…やるしかないよっ!!」

海未「部長…いえ、希さん!これからは同じ…スクールアイドルの仲間として…よろしくお願いしますっ!!」

希「…うんっ、よろしくね!」

真姫☆「でも、もう時間はないからねっ!私たちも全力でビシビシ鍛えてあげちゃうんだから!」

希「ふふっ…、とっくに覚悟はできてるんよ!さぁっ…やろう!!」


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