過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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144: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/08(水) 23:40:05.54 ID:RPa3KIXbo
〜回想〜


4日前 日曜日 夜

希の家


ガチャッ


希「…ただいま」


真姫☆「お帰りなさい、希」

凛「おかえりにゃ。ささ、お風呂温めてるよ!」

希「ん、ありがとう凛ちゃん。早速…入らせてもらうわ」



希「…ふー。あったまるねー…」

真姫☆「もう冷え込んできているってのに、よく外で人の帰りを待つ、なんてできるわね」

凛「風邪ひいちゃうよ?」

希「うん、ちょっと心配やけど…大丈夫大丈夫!いうてまだ11月やし、厚着もしてるんやもん!」

真姫☆「でも…、他に方法はないわけ?家の前で待ち伏せ、なんて、一歩間違えば逆に嫌われるわよ」

希「あー…、かもね」

凛「もし凛の家の前に知らない人が毎日いるって考えたら…、うぅっ…鳥肌ものだよ」

希「でも、うちは西木野さんにとって知らない人やないし…それにうち、不器用やから」

希「顔を突き合わせて話し合うことしか、今までやって来なかった」

希「それで今までダメ、やってんけど…けど、この方法が間違ってるとは思ってないもん」

希「足りなかったのは、うちのホンキ。ダメだって諦めずに、やり抜き通す心」

希「本心で向き合えば、いつか西木野さんの心も、開いてくれるって信じてるから」

凛「家の前以外はないの?ちょっと怖いにゃ」

希「うーん…、うちがどこそこに来て、なんて言っても聞いてもらえないやろうし」

希「唯一二人きりで話せる場所って考えると、自然とね」

真姫☆「…希が正しいと思っていることを私たちがとやかく口出しすべきじゃないわ」

真姫☆「これは、希の夢なんだもの」

希「…うん。ありがと、真姫ちゃん」

真姫☆「えぇ。…問題は、あっちの私が心開いてからよ」

真姫☆「絵里に対しての依存心。これをどうにかしないと…、完全にあっちの私を勧誘するのは難しいでしょう」

真姫☆「これの対策も、考えておかないと」

希「対策、かぁ…。うちが考えてるのは、えりちが西木野さんをアイドル専攻に誘った本当の気持ちを、直接本人に言ってくれればいいんやけど…」

凛「そっちの絵里ちゃんがどんな人かは知らないけど、後ろめたい気持ちがあるならそんなこと本人に言ったりなんてしないじゃないかなぁ…?」

希「せや、よね…。まさか本当に西木野さんをただただ信頼してくれて、なんてこと…」

真姫☆「…絵里に限って、それはないわよね。彼女、バックダンサーズのことすら自分の夢を叶える道具、くらいにしか思ってなさそう」

真姫☆「人を信じる、って心を完全に無くしちゃってるのよ、アイツは」

希「…そう、やね。多分えりちは、西木野さんが自分にとって都合がいいから指導補佐、っていう役職に就かせたはず…」

希「何とかしてそれを吐かせられたら…、あれ?凛ちゃん、どこいったん?いつの間にか消えてるけど…」

真姫☆「アイツならさっき自分の部屋で飛行エンジンの製作に戻ってたわ。なんかいいアイデアが浮かんだんですって」

希「えぇ…なにそれ。凛ちゃんそんなんまで自作してるん…?すごいね…」

希「…アイデア、かぁ。うちにもいいアイデアが浮かべば、なぁ…」


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