過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
1- 20
160: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/08(水) 23:51:24.51 ID:RPa3KIXbo
〜回想〜



作戦決行の2日前 火曜日 夜

希の家


ザー…


真姫☆「…希、遅いわね」

凛「もういつもなら帰ってきててもいい時間、なのにね…」

真姫☆「こんな雨の中いつまでも外に居たら…希のほうが参っちゃうわよ」

凛「そだね…。迎えに行く?」

真姫☆「…そうしたいのはやまやまなんだけど」

真姫☆「けど、希がしたい、って思ってることを私たちの判断で止めてしまうのは避けたいのよね」

真姫☆「案外、捨て鉢になりかけてる時のがいい結果を残せたりするものよ」

凛「捨て鉢になっちゃいけないんじゃ…。希ちゃんこれからもアイドルやるんでしょ?」

真姫☆「…そうなんだけどね。まぁ、今はまだ、ってことよ。それより…」

真姫☆「私にはもう一つ、不安要素があるの」

凛「不安要素?なんの話?」

真姫☆「昨日の盗聴云々の話よ。凛、盗聴器はもう出来たの?」

凛「うん、ちゃっちゃと完成させたにゃ」

真姫☆「見せて」

凛「ほい」

真姫☆「…本当に小型ね。これ自体の性能はいいんでしょうけど」

真姫☆「でもこれじゃ…」

凛「え?何かこれにいけないことでもあるの?…あ、実は…」

真姫☆「いえ、盗聴器がいけない、ってことじゃないの。倫理的な問題も考えてないわけでもないけど、そうじゃなくて…」

真姫☆「希は以前、絵里は人の心を感じ取るのが得意、的なことを言っていたわ」

真姫☆「その特技でアイドル専攻の人たちの心を物にしてきた、とか」

真姫☆「だとするならば、もしかしたら…希が盗聴器を仕掛けている、ってことすら、読まれてしまうかもしれない」

凛「えっ…、そ、そこまで?」

真姫☆「可能性は十分に考えられるわ。アイドル専攻生全員の心を掌握できるくらいなんだもの、そのくらい…」

真姫☆「もし絵里に見破られて盗聴器を外されでもしたら、この作戦はオジャンよ。そうね…」

真姫☆「…希も知らない別の作戦を、裏で実行するべきだと思う。絵里にもバレない何かを…」

凛「何か、って…なに?」

真姫☆「…そうよね。彼女の話を間接的に聞く方法…うーん…盗聴器以外に…」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
618Res/1157.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice