過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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167: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/09(木) 00:02:10.37 ID:ZFqqemktO
放課後

アイドル応援部



真姫「…」ガチャッ


真姫☆「…あぁ、来たわね。ここ、座って」

真姫「本当に…いなきゃ、ダメ?」

真姫☆「ダメよ。希があなたのために必死で繋いだ、最後の道なんだもん」

真姫☆「応えてあげなさい。…あなたにとって、辛い思いになるかもしれないけど」

真姫「…」

真姫☆「花陽、状況は?」

花陽「うん、今のところ三つとも聞こえてる…」

海未「穂乃果は、バレずに絵里先輩に盗聴器を仕掛けることに成功したよう、ですね…」

ことり「よかったぁっ…!」

真姫「盗聴…!?」

真姫☆「まぁまぁ落ち着いて。…こうするしか彼女の本心を聞き出すことはできないでしょ」

花陽「穂乃果さん…、協力してくれたんだ…」

真姫☆「…えぇ。上手くいってよかった」

海未「私も、行ってよかったと思います…。彼女の中の何かも、変えられることができたようなので」

ことり「…その話もいいけど、そろそろ…」

花陽「きたっ!」

真姫「っ…!」



真姫☆(…私の予想通り、最初の盗聴器は見破られていた)

真姫☆(予備に持たせた二つ目の盗聴器すら発見され)

真姫☆(衣服に持ち物、全て別のものと変えられ、万端に万端を期した準備を絵里はしてきた)

真姫☆(…なればこそ、気づかない)

真姫☆(二つあったから、もうあるはずないと、タカをくくっている。その油断こそ…)

真姫☆(私たちが、付け入る隙。あとは、失敗したと思い込み、希が作戦を諦めることも不安要素ではあるけど…)

真姫☆(…いえ、彼女に限ってそれはない。もう彼女は…諦めない人間なのだもの)

真姫☆(そして、私たちの作戦は成功した)

真姫☆(悲痛に歪む心を観察することが好きな絵里のおかげで、彼女の醜い本心を余ることなく堪能させてもらえた)

真姫☆(…ありがとう、絵里。あなたが完璧な人間だったら、私たちに勝利はあり得なかった)

真姫☆(そして…)



真姫「…ぅ、うぅっ…!!」

花陽「ま、真姫…ちゃんっ…」

真姫☆「わかったでしょう。これが…絵里の本当の狙い」

真姫☆「あなたは…生贄だったのよ。強いアイドルを育てるための」

真姫「っ!!」ダダッ

ことり「あっ、真姫ちゃんっ!!?」

真姫☆「…行かせてあげて。きっと彼女にも…もう、わかったはずだから」


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