過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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214: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/10(金) 23:43:29.54 ID:3RgryhaRo
アイドル応援部 部室


海未「な、なにを考えているのですっ!新聞部のスクープをさらに大きなものにするだなんて!」

真姫「わ、私が言ったんじゃないわよ!!」

希「…どういうことかわかってるん?真姫ちゃん」

ことり「騒ぎが大きくなればそれだけ、真姫ちゃんの存在も…」

真姫☆「…知られるかもしれない。それはわかっているわ」

真姫☆「でもそれ以上に、こちらに有利な状況を作れるかもしれないのよ」

花陽「有利な状況…?」

真姫☆「これまでのUTXは、限りなく近い存在としてA-RISEがいたにも関わらず、規律によって一定以上の熱狂を封じられていた」

希「生徒とA-RISEは会話をすることはできない…そういう決まりがあるんよね。アイドル専攻が、えりちがそう…決めてたはず」

海未「学生は学生として、アイドルとは別のものという考え方からプライベートでの触れ合いは禁じられているのでしたね」

真姫「え、そうなんだ…。知らなかったわ」

花陽「もちろん生徒としての身分で、なら大丈夫なんだけど、アイドル活動に関わる会話は一切しちゃいけないんだ」

真姫☆「そう。彼女らの内面を知ることができるのは彼女たち自身かアイドル専攻生のほんの一部…そして絵里くらいね」

真姫☆「あとは雑誌の取材とか…触れ合える機会が少ないせいで普段はどうしても盛り上がりに欠けちゃうのよね」

花陽「それをプロ級のパフォーマンスで補う…そうしてA-RISEは人気を不動のものにしてるんだよね」

ことり「そう考えるとA-RISEってすごいね…」

真姫☆「けど今回のライブ対決、大々的に宣伝することでUTX生にライブまでの時間の熱狂を味わってもらうのよ」

真姫☆「新聞部の取材を受け、一般の生徒にも手伝ってもらったり、なんにせよ多くの人と関わる」

真姫☆「それまで抑圧されてきた、『日常での盛り上がり』を、UTX全体に感じてもらえれば」

真姫☆「アイドル専攻の暗闇も吹き飛ばすほどの、明るいスクールアイドル…そういうのが存在するんだって、みんなもわかってくれると思うの」

ことり「明るい…、花陽ちゃんの夢見た笑顔のスクールアイドルを見せつけるっ…!」

希「それを、このタイミングで成し遂げるってこと?」

真姫☆「…そういうこと」

花陽「ま、真姫ちゃんっ…!」

真姫☆「私たちの活動をみんなに奥深くまで知ってもらえれば、もしも私たちが負けて、解散してしまっても」

真姫☆「私たちの意思を継いでくれる人も出てくるかもしれない。そういう意味でも、今は盛り上げることを重視したほうがいいと…」

真姫「待ってよ!」

花陽「…キノ、ちゃん…?」

真姫「本当に、大丈夫なの…?その、新聞部に頼って」

真姫「盛り上げるより前に、彼女らがA-RISEの肩を持ったらどうするのよ…」

海未「…そうですね。あることないことを記事にされて、逆効果になる可能性だって考えられうる」

海未「それは考慮していないのですか?」

真姫☆「…」

花陽「それは…」

ことり「そっか…。悪評を書かれたとして、いざこざが起こってしまえばそれだけで時間が奪われちゃう…」

希「今でもギリギリなうちらにとってそれは致命的やね…。…真姫ちゃん」

真姫☆「…」

真姫☆「…それは」

真姫☆「たぶん、大丈夫…だと思う」


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