過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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◆Qe7X7xrNvI
[saga]
2016/06/10(金) 23:50:32.00 ID:3RgryhaRo
多目的ホール
「はぁっ…!!はぁぁっ…!!が、はぁっ…!げほっ!ごほっごほっ!!」
穂乃果「はぁっ…、うぶっ…。はぁぁっ…!」
にこ「ひぃっ…、ひぃっ…けふっ…ごがぁっ…」
凛「ふぅ…」
絵里「…一旦休憩。10分の水分補給のうち、またダンスに戻りなさい」
凛「歌はー?」
絵里「歌の練習は規定時間が過ぎてからよ。どんな体力でも腹の底から声を出せなきゃ意味がないわ」
絵里「そして明日からはいよいよライブの形式での練習になる」
絵里「この程度で息を上げてることを後悔するから、そのことも鑑みるようにね」
にこ「ごくごくごく…っく、はぁっ…!し、死ぬ…!」
穂乃果「流石にこれは…やりすぎ、だと思う…」
穂乃果「本番前に倒れたりしたらっ…台無し…だよ…」
凛「えー、先輩たちそんなヤワなんですかー?」
にこ「アンタねぇっ…。みんながみんな、アンタみたいに疲れ知らずじゃ…げっほっ!ごほはぁっ…!」
穂乃果「大声出すと…肺が驚くからやめよう…。ゆっくり、慣らしていかないと…」
凛「ふーん、大変なんだねぇ…」
凛「凛はこの休憩時間で歌の練習でもするにゃー。ふんふんふふんふふ〜ん…ふんふんふふ〜んふんふんふふ〜ん…」
穂乃果「…?何その歌…A-RISEの曲じゃない…よね…」
凛「ん?テキトーにゃ。発声練習だよー」
にこ「鼻歌が発声練習になるの…?はぁ、別にいいけど…」
にこ「私も…あんたみたいに底なしの元気だったら…楽なんだけどねぇ…。羨ましいわ…」
凛「まぁまぁ!にこ先輩程度じゃ凛には追いつけないにゃ!せいぜい可愛さくらいかなー?」
穂乃果「可愛さは認めてるんだね…」
凛「でも凛が元気でもこの部屋が元気なくなってきちゃうと困るよねー。いつか床抜けちゃうんじゃない?」
にこ「はぁ…?どういう意味よ」
凛「だってさー。練習ずっとここでやってたからか、ダンスしてる時床ミシミシ言ってるじゃん」
凛「老朽化かなんか知らないけど、少しテンポ崩されるから何とかして欲しいにゃ。そう思うでしょ?」
にこ「え、えっと…凛…。気のせいじゃない?私、踊ってて床が軋む音なんて聞かないけど…」
凛「え…?そんなはず…」
穂乃果「…このホールは床も特別丈夫に作られてるはずだよ。大勢が激しい運動しても下の階まで響かないように」
穂乃果「経年劣化の心配も、比較的新しく建てられたホールなはずだからありえないと思う。それなら他のほとんどの教室が傷んでることになるし」
にこ「アンタがダンスに気合入れすぎて床が痛がってる声か、それか神経質になりすぎて幻聴でも聞こえてるんじゃないの?」
凛「えぇ…」
穂乃果「身体が疲れない分、聴覚がノイズも敏感に拾ってるんじゃないかな。落ち着けば聞こえなくなると思うよ」
にこ「そうそう。逆にちょっとくらい疲れなさいって話よ!」
凛「うん…」
凛「…でも、確かに聞こえるんだよなぁ…。ミシミシって音…」
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