過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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285: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/11(土) 23:30:58.27 ID:xIzYOGvMo
真姫☆「観客ひとりの、ライブ…!?」

真姫☆「それはっ…」


凛「ん?ふふ…おかしいでしょ?観客ひとりでライブ、なんて」

凛「かよちんが凛を元気づけるためにいった、戯言だよ」

凛「可笑しくって笑っちゃった。ありえないもん」

凛「ただ惨めなだけのそんな行為が、慰めになると思ったのかな?ふふふっ…」

凛「…でも、もしかしたら」

凛「本当に希望を貰えるのかも、ってほんの少しだけ、思っちゃった」

凛「だから、最後に試して、それで…」

凛「…うまくいったら、やめよっかなって。自殺」


真姫☆「り、凛っ!聞いてっ…その、観客っていうのはっ…!!」


凛「あぁもううるさいなぁっ!!こっちが今から歌おうとしてるところなんだよ!?」

凛「凛の人生で最初で最後のソロライブなの!そんなのも黙って聞けないワケ!?」

凛「いいじゃん…自殺、辞めるかもしれないって言ってんだから」

凛「西木野さんにとっては、凛がここから落ちたら、明日のライブに響くから嫌なんだよね?」

凛「そのためなんだから、ちょっとくらい我慢して」


真姫☆「ねぇっ…!凛…そういうことじゃ、なくてぇっ…!!お願いっ…!」


凛「黙れって言ってるのっ!!」

凛「次喋ったら、死ぬから」


真姫☆「ッ…!く、ぅぅっ…!!」


凛「うん、黙ったね」

凛「じゃあはじまりはじまり〜。凛の人生最後?のソロライブ!にゃはは〜ん」

凛「んーと、じゃあまずはね〜…凛の大好きな、Shocking Partyからかにゃ!アカペラだと滑稽だけど…ごほんっ」

凛「それじゃいくねー…だんしんだんしんどんすとっぱだんしん…」



真姫☆(そうして奇妙な二人きりのライブが始まった)

真姫☆(このまま歌が続けば、携帯の通話で気づいた誰かがこちらに来てくれる時間が稼げる…)

真姫☆(せめて、あと10分…どうやったら助けられるかは、私でも思いつかないけどっ…でも、とにかく誰か…!!)

真姫☆(そして、凛にどうしても伝えたい…!)

真姫☆(花陽の心を強く支え続けた、観客ひとりのライブ)

真姫☆(その観客というのが誰なのか…きっと凛は気づいていないんだっ…!!)

真姫☆(だから伝えたいのにっ…下手に声を出せないっ…!!)

真姫☆(凛っ…死ぬなんて、選んじゃ、ダメっ…!!)

真姫☆(きっと、あなたにはっ…!)


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