過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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290: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/11(土) 23:33:30.92 ID:xIzYOGvMo
凛「あれ…?」



気がつくと、知らない場所に、凛は立っていた。


知らない場所?…違う、ここ、知ってる。


見たことのある、運動場だ。


でも、おかしい。


運動場しか…ない。


凛の知ってる場所なら、すぐ後ろに小学校があったはずなのに。


もしかしてこれは…。



凛「凛の記憶の中…?」



ぱしんっ。ぱしんっ。


地面に鞭を打つような音が、どこからか聞こえてくる。


ぱしんっ。ぱしんっ。


すぐ近く。振り返ると…。



凛「あ…」



いた。


大縄跳びを飛んでる、何人かの子供たち。


でも今は、誰も飛んでない。


縄跳びを順番に飛んで、8の字を描くように循環するはずが、一箇所で止まっている。


一人が、立ち止まってるんだ。


震えて縮こまって、泣いて、しゃがみこんでいる。


子供がみんな、迷惑そうにその子を睨んでいる。


このままじゃいけない。


凛が、その子を助けようとしたとき。



その縄跳びの逆の方から。


細いトビラをくぐって、ひとりの女の子が、飛び出してきた。


泣いてるその少女に向かって、手を差し出して、



「こわくないよ。簡単だよ。いっしょに飛ぼう?」


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