過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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300: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/11(土) 23:40:14.50 ID:xIzYOGvMo
凛「…おもい、だしたんだっ…」

凛「凛がどうして、アイドルになりたかったのか…。歌を、歌いたかったのか…」

凛「それは…かよちんが凛のために歌ってくれた歌がきっかけだったって…」

花陽「それ…なわとびのうた?」

凛「…うん。あんなふうに歌いたいって…思ってた」

凛「でも、そのことを忘れて、一番になることしか次第に考えられなくなって…」

凛「そのせいで凛は…手放すことのできないはずの大切な思い出を…命を…」

凛「手放そうとしちゃったんだ…!!」

凛「でも、おぼえてた、からっ…だから、たすけてって…!」

凛「落ちる寸前に、思い出せたっ…!」

花陽「…」

花陽「…うぅん、違うよ」

凛「えっ…?」

花陽「凛ちゃん…昨日、私を呼び止めたよね?」

凛「うん…」

花陽「もっと話したいからって。…あれは」

花陽「きっと凛ちゃんが、助けを求めてたんだよ。私に」

花陽「怖いから、たすけて、って」

花陽「私がまた明日、って言っても凛ちゃんは『また明日』って返してくれなかった。バイバイ、や、さよなら、しか、返してくれなかった」

花陽「明日はもう会えないって、私に教えてくれていたんだ」

花陽「…でもそれは、きっと凛ちゃんの心の叫びだっだんだよ」

花陽「死にたくないって思いが、凛ちゃんの中にはちゃんと残ってたんだよ」

花陽「凛ちゃんの叫びが、私に不安を残してくれた」

花陽「だから、ここまでたどり着けた」

花陽「…ありがとう。凛ちゃんっ…」ギュゥッ…!!

凛「っ…!!うっ…うぅ…」

凛「う、うぅぅぅっ…!!うああああああぁぁぁぁぁっ…!!うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」

凛「ごめんなさいっ…!ごめん、ごめんねかよちいぃぃんんっ!!いっ、いままでひどいこといって…!!」

凛「ともだぢだっだのにっ…じゅっとともだちだったのに…!!りん、ばかだからっ…だがらっ…!!」

凛「たいせつなともだちも、うたもっ…あったのにっ…!!しんじゃおうなんてしてっ…!!じにだぐながっだのにぃぃっ…!!」

凛「とびおりようなんがしでっ…ずずっ…!ううぇえぇえぇぇぇんっ…!!ええぇぇぇぇぇんっ…!!ごめんっ…!ごべんねぇぇぇえぇぇぇっ…!!」

凛「ごめん、なさいぃぃぃっ…!!」

花陽「…うん、うん…、怖かったね。でも、そうじゃないでしょ、凛ちゃん」

凛「え…?」

花陽「助けられて、嬉しいなら…」


花陽「…こういう時は、『ありがとう』って言うんだよ。…でしょ?」


凛「…うんっ…!!ありがどっ…かよ、ちんっ…!!」

花陽「うんっ…帰ろう。いっしょに…」


真姫☆「…ふふ」


真姫☆(その日は、突き抜けるような青一色の空で)

真姫☆(ホワイトクリスマスにはなりようのない、晴れた一日だった)


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