過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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339: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/13(月) 23:11:54.53 ID:Sb72Tf+Ao
真姫☆「…簡単に引き受けてしまったけど、ヒト一人を救うことがどれだけ大変かは…」

真姫☆「にこちゃんとキノで十分身に染みているのよね…」

凛☆「計画性ないにゃー。絵里ちゃんを救えなかったらどうするの?救えるまでこの世界にいるつもり?」

真姫☆「だからなるべく早く帰れるように今奮闘しているんでしょうが!」

穂乃果「具体的に、どうすれば救えるか…明確なビジョンはあるの?」

真姫☆「明確、ってほどじゃないけど…でも穂乃果の話を聞くに重要なのは…」

真姫☆「彼女を縛り付けていた『夢』…ね」

穂乃果「絵里さんは、事あるごとに『私の夢のため』…って言っていた」

穂乃果「前まではそれが、『A-RISEを最強のスクールアイドルにすること』、だと思っていたんだけど」

穂乃果「でも絵里さんは、ただ強さを求めているわけじゃない…。どこか、何か別の目的があるように感じられる」

真姫☆「人の精神を積極的にボッキボキに折りに来ているしね…。それも夢のため、なのかしら」

穂乃果「わからないけど…ただ」

穂乃果「絵里さんは中学生の妹に『UTX学院には絶対に入学するな』って言っていた…っていう事実もある」

凛☆「亜里沙ちゃん、絵里ちゃんには悪いイメージは持ってなかったみたい、なんだよね?」

真姫☆「だからこそその言いつけも忠実に守ろうとして、UTXへの入学を拒否した…」

真姫☆「…でも、不自然な気もする。自分の行っていた高校に、絶対に、までつけて入学させないことに」

凛☆「UTX学院には絵里ちゃんの最大の功績であるA-RISEがいるわけだもんね?まだその頃は凛も怪我してなかったわけだし」

穂乃果「妹さんをアイドル専攻の熾烈な争いに参加させたくなかった、と考えれば辻褄は合うけど…」

真姫☆「でもそれだけじゃ…絵里の夢が何かはわからないわね」

真姫☆「ったく…本人に直接聞ければ早いのに」

凛☆「今電話に出るのも難しいんでしょー?直接聞くなんてムリに決まってるにゃ!」

穂乃果「そもそも、今絵里さんはロシアにいるだろうからね。物理的にも無理なんじゃないかな」

真姫☆「…ロシアに、ね。憔悴しきった絵里を見て家族はどう思うのかしらね」

穂乃果「少しでも気分転換になれば、と思ってロシアに帰ったんじゃないかな…。幼い頃はロシアでバレエをしていたらしいから」

穂乃果「その頃の武勇伝、いくつか聞かされてね。いくつものコンクールで金賞をいくつも受賞したって…」

凛☆「へー、すごいにゃー」

真姫☆「…え?待って…金賞?」

穂乃果「え、うん…。そう聞いたけど。写真も見せてもらったことあるし…」

真姫☆「…私の知っている絵里は、確かにバレエをしていた経験はあるみたいだけれど」

真姫☆「そんな結果を残せた、とまでは聞いてないわ…。金賞も少しは取っていたみたいだけど、大体は惜しいところって」

凛☆「あ、そういえばそうだよ!少し歴史が変わってる?」

穂乃果「…君たち、薄々感づいてはいたけど…異世界人なんだ。さっきから世界がどうこう言ってるし」

真姫☆「あ、ま、まぁね…。しかし…歴史の差異…これが絵里の夢の動機と何か関係があるの…かしら」

穂乃果「まだよくわからないけど…そろそろ、仕事の邪魔するのも悪いから、これで」

穂乃果「また何か気づいたら、連絡するよ。そっちも何かあったら教えてね。…それじゃあ」

凛☆「うん、バイバーイ!」

真姫☆「…差異。私たちの世界との…」

真姫☆「前にも、こんなことあったような…?」


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