過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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351: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/13(月) 23:22:37.44 ID:Sb72Tf+Ao
希「どうして真姫ちゃんがえりちのことを知りたがるん?」

真姫☆「まぁ、ちょっとこっちも色々あって。彼女の過去が知りたいのよ」

希「む、そういえば凛ちゃんも過去を探しに行くとかどうとか…またなんかやってるんやね」

真姫☆「…えぇ」

希「ま、それで真姫ちゃんの力になれるのならいいけどね。えりちの過去、って言っても、うちは去年一昨年くらいのことしか知らんよ?」

真姫☆「それでもいいわ。絵里と最初に出会ったときから、教えて」

希「うちが最初にえりちと出会ったとき…か。確か、高校1年生のとき、同じクラスでね」

希「最初は無愛想で元気がなくて、ちょっと怖い雰囲気があった子、やったね」

真姫☆「…根暗だった、ってこと?」

希「んー…根暗、ってほどではなかったよ。ただ常にイライラしている…みたいな感じかなぁ」

真姫☆(常にイライラ…この時点で私の知ってる絵里とは大分異なってる気がする)

真姫☆(やはり中学生以前に何かあった、と見ていいわね)

希「でね、うちがA-RISEを応援する部活、作ろうって友達と会話してる時に、えりちが話しかけてきて」

希「『それ、私も参加していい?』って。その時初めて喋ったからうちビックリしたわ〜」

希「結局、えりちはアイドル応援部の創立メンバーの一人で、その頃から精力的にアイドル専攻への手伝いを頑張ってたね」

希「最初は元気なかったけど、応援部を続けるうちに活発になっていって、うちやうちの友達とも、よく話すようになって…」

希「2年の夏が過ぎる頃には、親友、って言ってもおかしくないくらいの仲やったんよ、うちら」

希「…今じゃ、考えられないけど」

真姫☆「そう、ね…」

真姫☆「その…、2年生までは、アイドル専攻に対する厳しい仕打ちとかはなかったの?」

希「ん?うん、至って真面目で、うちの考えた通りのことをやってくれてたね。えりちの提案も過激なことは一切なかったし…」

希「だからどうして、2年の終わり頃にあんな凶行に走ったのか、今でもわからないんよ」

希「…本当に、そんなことする子じゃない、って信じてたのに」

真姫☆「希…」

希「…どうして…」

真姫☆「希は、絵里のこと…今はどう思ってるの?」

希「え?」

真姫☆「これまで非道なことをしてきた絵里のこと、もう友達とは思ってない?」

希「えりちの、ことを…?」

真姫☆「…それとも。まだ…絵里のこと…」

希「…それは、ないと思う」

希「少し前までは、あの頃の優しいえりちに戻ってきてほしかった。できることならもう一度…って思ってたけど」

希「えりちが専攻生にしたことや、西木野さんにしようとしたこと、もう…なかったことにすることなんてできない」

希「前に一度、西木野さんを救う作戦のときに、一度手を差し伸べられたけれど」

希「…うちは二度と、えりちの腕を掴むことは、しないよ。絶対に」

真姫☆「…そう。まぁ…そうでしょうね。私だって、絵里のしたことを許すことはできないわ」

真姫☆「…」


真姫☆(でも、希。気づいてる?あなたは…)


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