過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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353: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/13(月) 23:24:04.71 ID:Sb72Tf+Ao
花陽「…ご、ごめんね。急に倒れちゃって」

凛「どこか調子悪いの?あ、怪我のせいかな…。帰ったほうがいいんじゃ…」

花陽「い、いいの!私は元気だから!むしろさっきのちゅーでいっぱい元気もらえたから!」

凛「そう?あ、じゃあもう一回…」

花陽「それはいいから!」

凛「む、そうなの?かよちんがそう言うならまぁ…」

花陽「え、えっと…それより、そう。ちょっと聞きたいことがあって」

凛「聞きたいこと?」

花陽「うん。えっと…凛ちゃんって、人見知りってどう治せばいいかわかるかな…?」

凛「え?人見知り?」

花陽「その…私の友達が人見知りを気にしてて。もっと誰とも分け隔てなく喋れるようになりたい、って」

花陽「凛ちゃんはアイドル専攻の子いっぱいととても仲良しだったじゃない。だから、人と仲良くなる秘訣とか知ってるのかな、って思って」

凛「仲良し…かぁ。そんなことないよ、たぶん」

花陽「え…?」

凛「アイドル専攻の子たちは、友達じゃない。お見舞いに来てくれた子は、誰ひとりいないし」

凛「たぶんきっと、凛の空いた席を今から奪おうと必死なんだよ。だからお見舞いに来る暇なんてなくて」

凛「…凛も、凛が元気で、誰かが怪我したとしたら、お見舞いなんか絶対に行かなかったと思う」

凛「そんな関係、友達とは言えないでしょ」

花陽「う、うん…そうかも、しれない…」

凛「だから凛に聞いても、仕方ないと思うにゃ。それならまだ、かよちんの方が友達たくさんで羨ましいな」

凛「凛はひとりぼっち…。うぅん、穂乃果先輩と、にこ先輩だけが友達で、仲間だった」

凛「A-RISEの人たちはあこがれで、仲間ってわけじゃ…ないかな」

花陽「そっか…ごめん、変なこと聞いちゃって…」

凛「うぅん、いいの。でも…一番になるって、大変なこと、だよね」

凛「誰かを蹴落として、倒れてる人を踏んづけて。そんなことしてたら、友達なんか出来っこないよ」

凛「いつか誰も寄ってこなくなって、ずっとひとりぼっちのまま、死んじゃう…のかな」

花陽「えぇっ…、ま、またネガティブな方向に思考が…」

凛「あ、ごめん。でもかよちんは違うよね!まだ一番ってわけじゃないけど、そんな誰かを踏みにじるようなことなんてせずにてっぺんを目指して…」

凛「ついに、ってところまで来ちゃったんだもん!絵里先輩のやり方を上回る勢いだにゃ!」

花陽「うん…。私もびっくりしてる。ここまで来られるなんて、夢みたい…。うぅん、夢だったんだ」

花陽「夢が、叶った。真姫ちゃんが、いてくれたから」

花陽「…真姫ちゃんがもし、この世界にいなかったら。何も…変わってなかったのかも」

花陽「真姫、ちゃん…」

凛「かよちん…?」

花陽「え、なに?」

凛「…さっきから真姫ちゃん真姫ちゃん、なんか妬けちゃうにゃ」

凛「せめて凛といるときだけでも凛のことだけを見てー!」

花陽「あ、あはは…そうだねー。凛ちゃん大好きだよー」ギュー

凛「わーい!凛もかよちん大好きだにゃー!!」ギュー


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