過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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375: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/13(月) 23:42:13.96 ID:Sb72Tf+Ao
凛☆「で、絵里ちゃんの夢ってなんなのかにゃ?まだ聞いてないんだけど」

にこ「そうね…。結局聞かされないままここまで来ちゃったし…」

海未「今のところわかっているのが、穂乃果と真姫だけですか…」

希「早く説明してくれる?」

真姫☆「えぇ、わかったわ」

真姫☆「まずは、絵里の幼少時代から遡りましょう」

絵里「…」

凛「幼少…絵里先輩がバレエをやってたっていう?」

穂乃果「うん。絵里さんはロシアのコンクールで数々の輝かしい賞を獲得している」

穂乃果「私たちがアイドル専攻に入ったとき、その賞の写真と、絵里さんの美しいダンスを見せてもらったこと、深く覚えている」

真姫「…そうだったわね。一度見たら忘れられないような、華麗な…っと。また惚けそうになっちゃったわ…」

ことり「それが、夢と関係あるの…?」

真姫☆「えぇ。…その前に、私が異世界人であるのは周知の事実でしょうけど」

凛「え、異世界人だったんだ!?」

にこ「はぁ…。そうだったのね…。双子か何かだと思ってたんだけど…」

花陽「周知の事実じゃなかったね…」

真姫☆「…まぁ、そうなのよ。で、当然のこと、私の世界にも絵里がいるの」

真姫☆「この絵里は、あなたとは違って優しくて少し抜けている頼れる先輩よ」

絵里「…あぁ、そう」

真姫☆「どうして私の知る絵里とあなたがここまで違うのか。その原因はあなたの過去の差異にあると感じた」

真姫☆「私の世界の絵里は、多くのコンクールを駆けては来たけれど、それなりの成績しか残せなかった」

真姫☆「頂点へと輝いたことは、ほとんどなかったって言っていたわ」

真姫☆「でも、あなたは違うでしょう?絵里」

真姫☆「あなたは多くの頂点を獲っている。この差はどういうことか。…何もなかったら、こんな差は生まれない」

花陽「…何が、あったの?」

真姫☆「彼女の幼少期、ほぼ同時期に…あなたたちの通っているUTX学院が創立された。私の世界より10年ほど早くにね」

にこ「な、なによいきなり…」

穂乃果「…関係ある話だよ。聞いて」

真姫☆「これも、私の世界との差。これに関しての理由はわからなかったけれど…でも、この差が生まれたことで、また新たなる差が生まれてしまった」

海未「それが…音ノ木坂学院の廃校…ということですか?」

真姫☆「えぇ、そう。私の通う音ノ木坂が、既に十数年前に廃校になってしまっていて、今は大きな空き地を残すのみとなっている」

真姫☆「長く伝統のある、由緒正しき女子校。それだけに愛着を持っている人も多いわ。自分の親のように感じている人もいるんじゃないかしら」

ことり「うん。お母さんも存外にショック受けてたな…」

真姫☆「…えぇ。そこに通うOGに、多かれ少なかれ、衝撃と悲しみを与えてしまった」

真姫☆「そして、変わってしまった人も、いたのよ」

希「変わってしまった人…?」

穂乃果「…絵里さん。あなたに見せてもらった写真。賞を獲得した年数…よく調べてみました」

穂乃果「初めて金賞を受賞したのは……年。これは…」

真姫☆「音ノ木坂が廃校になったのと、同じ年よね」

絵里「…っ」

真姫☆「音ノ木坂が廃校になって変わってしまった人。それは…あなたの指導をしていた人でしょう?」

真姫☆「あなたが敬愛して止まなかった、そして、音ノ木坂をこよなく愛していた」

真姫☆「あなたの、祖母」


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