過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
1- 20
380: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/13(月) 23:46:27.45 ID:Sb72Tf+Ao
絵里「…」

絵里「…ふ、ふふ…夢…」

絵里「私の夢がなくなった世界で…笑顔の…ふ、ふふふふ…」

絵里「…ふざけ、ないでよ…」

絵里「う、うぅぅぅっ…。く、ぅぅ…」



真姫☆(…復讐が成せなかった現実を絵里に突きつけたことで、絵里の心は最後の支えを失ってしまった)

真姫☆(現実から逃避することで、辛うじて耐えていた柔い心)

真姫☆(それが今、砕けた)

真姫☆(…そして…その心をガチガチに縛るギプスが今は必要なのよ)

真姫☆(ここからは、私の出番じゃない。でしょ…穂乃果)



穂乃果「ふざけていません」

絵里「え…?」

穂乃果「だってあなたの夢は…まだ何も始まっていないから」

穂乃果「あなたが叶えようとしていたのは復讐です。それは…夢じゃないです」

穂乃果「夢って言うのはもっと…キラキラしてて、みんなが笑顔になれる…そんな素敵なものであると思うんです」

穂乃果「まだあなたは、そんなもの、見つけていない」

穂乃果「…と、思ってたんですけど」

絵里「はぁ…?」

穂乃果「これ、見覚えあります?」サッ

絵里「これは…?」

希「えっ…、そ、それ…。うちの写真やん。いつの間に」

真姫☆「私が持ち出しておいたのよ。必要かもって思って」

穂乃果「あなたがアイドル応援部にいた頃の写真。去年のA-RISEとあなたと希さんが、共に笑顔で写っている写真です」

穂乃果「…この笑顔は、偽物ですか?」

絵里「…」

穂乃果「希さんから聞きました。去年の絵里さんは、こんなことをするような人じゃなかった、って」

穂乃果「それは、本心を隠していたからではなくて、心の底から…アイドルを応援することに喜びを覚えていたから…そうじゃないんですか?」

真姫「…盗聴したときに言っていたじゃない。今でも希さんと友達でいたい、って…」

ことり「それは…アイドル応援部の頃が楽しかったから…ってことなのかな?」

にこ「確かに、アイドル応援部の頃の絵里先輩は…頼れる優しい先輩だったわよ」

にこ「あのままじゃ、ダメだったの…?」

絵里「あの、まま…」

希「…きっとあの時のえりちは、うちらと応援部することに本当に喜びを見出してたんやろうね…」

希「でも、UTXに対する憎しみが勝って…アイドル応援部を捨て、復讐に走った…」

希「あのままが続けば…憎しみを忘れられたかもしれないのに」

絵里「…忘、れ」

絵里「そん、なこと…できな、かった…」

絵里「だって…おばあさまは、私にとって…大切な人で…」

絵里「おばあさまを、ころした…ヤツを、私は…許せ、なくて…だから…だから…」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
618Res/1157.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice