過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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47: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/07(火) 23:29:05.36 ID:MPhm2LATo
西木野家 食卓


真姫ママ「…真姫ちゃん?」

真姫☆「へっ?」

真姫ママ「どうしたの、さっきから虚空を見つめて」

真姫ママ「もしかして…幽霊でも見える!?暗い部屋でずっと過ごしてたからそういう目に…」

真姫☆「ち、ちち…違うわよーっ!ただ考え事してただけ!」

真姫ママ「うふふ、そう。ならいいのよ。ほぉら、早くご飯食べないと冷えちゃうわよ?」

真姫☆「はぁい…」


真姫☆(さっきの泣き顔はどこ吹く風で、すっかり茶目っ気たっぷりのママに逆戻りね)

真姫☆(彼女としては娘とこうして話せるだけでも相当にテンションが上がって仕方ないのでしょうけど…)

真姫☆(…私としても嬉しいんだけど、今はそれどころじゃない)

真姫☆(そう、この世界の私も、アイドル専攻に通っていたという事実)

真姫☆(過去の私の言葉から推測できるその事実に、私の脳内は埋め尽くされていた)

真姫☆(彼女が心に傷を負い、学院生活の6分の1ほどを無駄に消耗してしまった理由も、もはやお馴染みのアイドル専攻…)

真姫☆(改めてこの世界でもUTX学院というものの存在の闇に、衝撃を受けざるを得ない)

真姫☆(…いえ、UTX学院そのものというよりやはり、元凶は…)

真姫☆(絢瀬絵里…なんでしょうね。全く、この世界ではよからぬことばかりしでかしてくれるものだわ)

真姫☆(音ノ木坂の制服を着た彼女が恋しい。あっちなら程よくアホで見ていてとても癒され…)


真姫☆「あ、そうだ!ママ、あの…」

真姫ママ「ん?なにかしら」

真姫☆「私のクローゼットに入っていた、えーっと…謎の制服、なんだけど」

真姫ママ「あぁ…あれのこと?」

真姫☆「そう、多分アレ。アレ…どうしたかな、って」

真姫ママ「ふふ、あの服はね、私の通ってた学校の制服にとてもよく似てたから、今は私のタンスで大切に保管してあるわ」

真姫ママ「って、前も言ったわね、これ。どこで手に入れたの、って言っても、知らない、ばかりだったけど」

真姫☆「え、えぇ…。いつの間にかあって、代わりにUTXの制服がなくなってて…そ、そう。まだあるのならいいんだけど」


真姫☆(勝手に処分されても困る…ってほどでもないけど)

真姫☆(捨てられると少し複雑な気分になってしまう。私物だし)

真姫☆(…というか今は制服のこととかどうでもよくて…あぁ、ママといるとなんだか集中できないわね)

真姫☆(やはり私には、根っからの引きこもり体質なのかも。集中するなら、自室でひとりきりが一番だと思える)

真姫☆(ママにももう少し、娘との団欒を提供してあげたいけど、ここは私の事情が一番大事だから…)


真姫☆「もぐもぐもぐっ…ごくんっ!」

真姫☆「ごちそうさま!お風呂、後で入るから、ママ先に入ってて!」タッタッタッ…

真姫ママ「え、あ、…なんなのかしら。昨日とは全然違うわね、あの子」

真姫ママ「でも、あれくらい元気なほうが、見ていて楽しいかも」


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