過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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573: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/07/13(水) 02:38:24.45 ID:5XrEPnxgO
真姫(その後、控え室を後にした私たちは照明スタッフの元へと戻った)

真姫(恵那さんは急に逃げ出した謝罪と、私の計画の際に照明オペを務めることを決めた旨を使えた)



UTX照明スタッフA「…本当にいいのね?失敗した際のリスクもちゃんとわかった上での選択だってことで、いいのよね?」

アカリ「はっ…はい!私、大好きなもののために全力を出せるようになりたいんですっ…!だから…」

アカリ「やらせてくださいっ!絶対に失敗しないよう、気をつけますからっ!」

UTX照明スタッフB「意気込みは十分みたいね。だったら昼のライブはちゃんと見ておかないと」

UTX照明スタッフB「間近で仕事を見学できる数少ない機会だし、何より…ここは最高の特等席だしね」

アカリ「っ…はい!」


真姫(この調子ならきっと恵那さんはうまくやってくれるはずね…)




スタスタ…


キョウコ「いやぁ、良かったねー!アカリちゃんがやる気になってくれてー!」

真姫「…そうね。彼女が流されやすい性格で良かったわ」

キョウコ「え?流され…どういう意味?」

真姫「別に恵那さんは、本当に彼女の意思で照明を引き受けることを選んだわけじゃない。…私の言葉に乗せられただけよ」

真姫「ああ言えばきっと彼女はその場のノリでやる気が出るだろう、って思ってね」

キョウコ「えぇっ!?でもアカリちゃんははっきり自分で決めたって…」

真姫「だってあの場で選択権があったとして、私やらない、なんて言えないでしょ?言う人もいるかもしれないけど、彼女はそうじゃない、って思ってた」

真姫「周りの雰囲気に流されやすい、とっても普通な子。まだ何も選んでない、特別じゃない人間よ」

キョウコ「そ、そんなぁー…。私西木野さんの説得、結構感動して聞いてたのに…」

真姫「でも、あの説得に意味がなかったってわけじゃないわよ。私は彼女に、変わりたいって思わせるきっかけを与えたの」

キョウコ「きっかけ…?」

真姫「その場のノリでもなんでもいい。一度責任を負う仕事を引き受けて、成し遂げる。それだけで人は…特別になれるの」

真姫「真に好きなものに全力を注げる恵那さんになれるかは…、これからの彼女次第だけど。その第一歩目くらいは、背中を押してあげないとね」

キョウコ「そっか…。今までなんでもなんとなくで流してきたアカリちゃんが初めて、自分だけの仕事を持つんだもんね」

キョウコ「もしかしたらそれで、アカリちゃんの本当に熱中できるものも、見つかるかもしれない…そういうことだよね?」

真姫「ま、そんな感じね。うまくいくかはわからないけど…そこまでは私も付き合ってられないし。やっぱり彼女次第ってことだけどね」

真姫「さて…そろそろ開演時間も近いんじゃない?あなたも自分の居場所に戻ったらどう?」

キョウコ「あ、そだね…。じゃあ、えっと…またねー!西木野さんも、頑張ってね!」

真姫「えぇ、頑張るわ。…でも廊下だから、あまり大きな声で西木野さんって言わないでね…」

キョウコ「あっ、ごめん…」




真姫(よし、後私に残された仕事はただ一つ。…最初で最後の、マネージャーっぽい仕事)

真姫(そして、私も失敗しないように、やる気を出さないとね…!)


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