過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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58: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/07(火) 23:38:18.03 ID:MPhm2LATo
希「…なんか、こうしてると9月の頃、思い出すなぁ」

真姫「9月…?」

希「うん、真姫ちゃんがここに来た時のこと」

希「あの時はまだ真姫ちゃんのことを、西木野さんやと思ってて」

希「スクールアイドル始めた時なんか、えらくアグレッシブに生まれ変わったんやな〜、なんて思ってたんよ」

真姫「…へぇ」

希「西木野さんは、明日も学校行くよね?」

真姫「え?あ…行きますけど。親にも、迷惑かけられないし」

希「学校に行く理由って、親に迷惑かけたくないからってだけ、なん?」

真姫「そ、それは…」

真姫(…あなたに会いたかったから、なんてクサイ台詞、演劇やってても言える気がしない)

真姫「…それだけです。他に理由なんて…ない」

希「そっか…。それなら仕方ないけど…でも、これから学校に通い続けるなら、楽しみを見つけたほうがいいよ、ゼッタイ」

希「ほんの小さな、どんなくだらないことでもいいから、学校が楽しみになるような。そしたら、毎日行けるようになる」

真姫「…楽しみ」

希「うん。どうしても見出せないって思ったら、いつでもうちを頼ってくれていいから。お昼休みと放課後はアイドル応援部にいるし」

希「いつかうちだけじゃなくて、他にも頼れる仲間、友達が西木野さんにも出来てくれたら、うちも、とっても嬉しいんよ」

真姫「…」

希「生徒会長になってから、心に傷を負った子を何人も見てきて、その子達が次第に元気になっていって、忘れた頃に友達連れてお礼にいいに来てくれた時なんか…」

希「うち、涙が出るほど嬉しかったんよ。生徒会長やっててよかった、って、心から思える瞬間やった」

希「9月に真姫ちゃんを泊めてからこれが最後の生徒会長の仕事やね、なんて思って、ほんの少し寂しかったりもしたけど、まだうちを頼ってくれる人がいて」

希「もう高校生活も終わりってときに、ここまで幸せな気持ちになれるなんて…うちはめっちゃ恵まれてるんやと思うんよ、なんて…ふふ」

希「こんなこと、西木野さんに言ってもしょうがないよね。…もう、寝ちゃったかな?」

希「それじゃ、うちもおやすみするね。明日、また一緒に学校行こうね」

希「…おやすみなさい」

真姫「…」


真姫(…寝ては、いなかった)

真姫(彼女が淡々と語るその言葉を、ずっと聞いていた)

真姫(希先輩の喋り方がまるで、我が子をあやす様な、慈愛に満ちたものであるせいで)

真姫(諦めかけた独占欲がまたもや湧き出てくる)

真姫(彼女の声が、笑顔が、何もかもが愛おしくて)

真姫(…信じがたいことだけど、もしかしたら私は)

真姫(西木野真姫は)

真姫(東條希に)

真姫(…恋を、しているのかもしれないなんて)


真姫「…バカバカしい」


真姫(そんな愚かな考えを、小声で呟いて否定して)

真姫(不貞腐れるかのように忘れるかのように、無理やり目を閉じて、寝床についた)


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