過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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◆Qe7X7xrNvI
[saga]
2016/07/27(水) 02:53:27.28 ID:Yg9lGshio
ザワザワ…
ツバサ「え、えっと…」
真姫(ステージの中央で一人、光を浴びて立ち尽くすツバサ)
真姫(観客も何が起きたかわからず、盛り上がりきれない雰囲気の様子)
真姫(このまま放っておけば正真正銘の放送事故…もといライブ事故になりかねないわね)
真姫(耳につけたインカムの通信先をツバサのイヤモニへと変更する)
真姫(その私がどこにいるかというと…ステージのキーボードの前に座っている)
真姫(ステージにいながら、ツバサに指示を送るスタッフ…。あまりに不自然だけど、仕方ないわ)
真姫『…あーあー、聞こえる?』
ツバサ「っ…!真姫さん…!何をっ…」
真姫(一応彼女の声が届く距離にはいるけれど、彼女もステージの上だし大声は出せず、彼女には通信用のマイクがないのでツバサの声はほとんど聞こえない)
真姫(だから、一方的に話すことになるわね)
真姫『率直に言えば、ドッキリよ。昼のライブが終わってからあなたに話した計画はまるっきり嘘』
真姫『本当の計画はこうして、あなた一人だけを、ステージに立たせるようにすること』
ツバサ「…どうして…」
真姫『昨日の夜、言っていたでしょう?アイドルじゃない選択肢が欲しかった、って』
真姫『その中の一つが、歌手。自分ひとりの歌を歌いたい、って』
ツバサ「言、ったけど…」
真姫『これは私と…英玲奈とあんじゅが与えた可能性よ。この瞬間だけ、今あなたはA-RISEの綺羅ツバサじゃない』
真姫『歌手の綺羅ツバサ。あの時私に見せてくれた五線譜、あの曲を…歌ってほしい』
ツバサ「…っ!あれを、ここでっ…!?」
真姫『欲しかったんでしょう?未知が。知らない体験が』
真姫『こんな急で悪いとは思うけど…あなたはどうしようもなく欲深い…強欲な人間、なのよね?』
真姫『この大勢の前で、あなたは…どうしたい?』
ツバサ「私が…どう、したいかっ…」
ツバサ「…それは…」
真姫『…私はあなたの合図でキーボードを弾き始めるわ。好きな時に言って』
ツバサ「…」
真姫(そして私はインカムから手を離す)
真姫(ざわついた空気の中、ステージの上で一人佇むツバサ。これ以上の沈黙は本当にアクシデントだと誤解されかねない)
真姫(観客も動揺し始めた時、ついに彼女が口を開いた)
ツバサ「…あー、あー…っと、ごめんなさい。急に黙ってしまって」
ツバサ「アクシデントではないの!ちょっと…ふふ、私への…プレゼント、なのかな?」
ツバサ「あっ…と、そう!アンコールありがとう!急な計画だったから乗ってくれるか不安だったけど、とても大きな声で嬉しかった!」
オー!!
真姫(彼女の声で惑っていた観客もいつもの空気を取り戻したみたい。そして…ここからが本題ね)
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