過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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86: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/08(水) 22:59:08.62 ID:RPa3KIXbo
絵里「ふふ…」

真姫「…ぁ、その…」


真姫(数少ない、私が覚えている人物の一人だったけど…)

真姫(…でも、彼女が私に用事があるとは限らない)

真姫(だって、春に数度顔を合わせて話し合った私よりも、秋から来た、明らかに目立つ『私』への用事である確率の方がはるかに高い)

真姫(だから私は、彼女にどう返事を返すべきか迷っていた)

真姫(『お久しぶりです』…?いえ、それよりも『お疲れ様です』かも…)

真姫(というよりも『私』と絢瀬先輩の関係性を私は全く知らないのだから、正しい返事が返せるわけ…)


絵里「真姫」

真姫「えっ…ふぁぁぁっ!!?」


真姫(考え事をしていて全く気づけなかった)

真姫(いつの間にか目と鼻の先に絢瀬先輩の顔が近づいていたということに)

真姫(私の頬に手を当て、艶やかな眼差しでこちらを舐めるように見てくる)

真姫(どうしていいか分からずに、蛇に睨まれた蛙の如く固まってしまう)


真姫「ぇ、あ、あの…!?その…!?」

絵里「…」スッ…

真姫「ふひゅぅっ!!」


真姫(唇に指を当てられる)

真姫(カサカサの私の唇を弾くように、ちょんっ、と)

真姫(ほんのり指の脂の味を感じた気がして、ますます縮こまる私)


真姫「あ、あのぉっ…!?」

絵里「…やっぱり」

真姫「は、はい…?」

絵里「やっぱりあなたは…」

真姫「ぇ…?」


真姫(得心がいった、とのように顎に手を当てて思慮を巡らせる絢瀬先輩)

真姫(対する私は、全く何も分かっていないのだけど…)


絵里「…いえ、ごめんなさい。いきなり変なことをして…」

真姫「ぁ…いえ、その…」

絵里「じゃあ、改めて…こんにちは、真姫」

絵里「…春に出会ってぶり、ね」

真姫「っ…!も、もしかして…!」

絵里「あなたと初めてであったのも、ここだったわよね。真姫」

真姫「お、覚えていてくれたん、ですか…!?」

絵里「えぇ、もちろんよ。あなたのような人を忘れるものですか」

真姫「…!」


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