過去ログ - 戸塚「あの二人が喧嘩なんて珍しいね」
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2: ◆MkSA1jS.PY[saga]
2016/06/08(水) 07:56:21.91 ID:OKdS1PmPO
10月を迎え、急な気温の変化によって肌寒く感じることが多くなった頃、葉山や生徒会のバンド演奏で例年より盛り上がった文化祭の熱気と、相模とその取り巻きによる告げ口で急騰した俺に対するヘイトはようやく収まりを見せた。

教室内の話題は修学旅行への期待や興奮で持ちきりとなり、文化祭での一件が都知事の汚職のように騒がれなくなったことに、俺は安堵していた。

授業中にくしゃみをしただけで舌打ちされるような高校生活をもう三日過ごしていたら、俺は息詰まって酸欠を起こし、走馬灯で彗星の幻影を見て不登校になっていたかもしれない。

でも、そうはならなかった。

頻繁に声をかけてきて、心の支えとなった戸塚には感謝だけでは足りない。もう俺自身をあいつに捧げたいレベル。

ストレス解消として朝と昼休みと放課後に必ず俺をm9(^Д^)しに来た材木座は絶対に許さない...。

なにより、あの日に平塚先生から受けた言葉と奉仕部の二人がいたから。あいつらが、俺のことを『知っている』と感じてしまったから。
そんな風に思い上がったから。
今、こうしてツケを払わされているのだろう。

そう、きっとこれは罰なのだ。


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