19:1 ◆1pwI6k86kA[saga]
2016/06/12(日) 12:31:29.13 ID:yy0YIbCC0
しばらく歩いた貴方は、せっかくなので小屋の陰で休憩を取ることにした。
正午近くではあるが、小屋の裏であれば僅かな庇が陰を作ってくれるだろう。
貴方は小屋の裏に回った。
小屋の裏側には、ちょっと長めの庇が伸びていた。
その下には朽ちた薪らしき木材がいくつか束になって置かれている。割った薪を一時的に置いておくスペースなのだろう。
しかし薪の損耗は激しく、人の手が入った痕跡はない。放置されてから随分と経っているようだ。
ともあれ、薪は山積みになっているわけでもない。
休憩するには十分のスペースがある。
無人とはいえ、人の名残を感じさせる小屋に寄り添った休息は、貴方に精神的な安らぎも与えてくれた。
ここでしばらくの間、ゆっくりと脚を休めることができるだろう。
貴方は休憩中、小屋の裏側の壁面に小さな小窓がついているのを見つけた。
小さな窓はガラス製で、曇ってはいたが辛うじて中を見ることができた。
貴方は注意深く「観察」しているわけではないのではっきりとはわからなかったが、中にはいくつかの農具がたてかけてあり、棚らしきものも見える。
やはりこの小屋は物置として使われていたもののようである。
とはいえ、今は休息中だ。
貴方はちらりと窓から覗き見ただけで確認を切り上げ、バックパックの中にあるペットボトルから少しの水を飲んで、渇き癒やした。
◆疲労度と精神疲労度が回復した。
◆ペットボトルから水分補給した。残り水分1.5リットル。
さて。
休憩を終えた貴方は、小屋の近くに獣道のような痕跡を発見した。
地面が踏み固められ、下草の伸びが悪いのだろう。それは古いもののようであるが、何かが通ったような跡であることは間違いない。
他に道らしい道はないようだ。
貴方はその怪しい古い獣道を通ることもできるし、今まで通りの方向に歩き出すこともできる。
もちろん、小屋の中を確認することだってできるだろう。
貴方の腕時計は13:10をさしている。
貴方はどうする?
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