9:名無しNIPPER[saga]
2016/06/12(日) 09:34:33.93 ID:B8QMf6Gi0
「そうねぇ、私も夏休みは研究の手伝いとかいろいろ入ってるし、お互い忙しい夏になりそうね」
「ええ。でもお姉さま、たまには黒子と一緒に」
「わかってるわよ。予定の会う日があればね」
「お姉さまぁ!」
「もちろん、初春さん達も一緒に」
「……そうですわね」
大通りのバス停に、ロンドン式を髣髴とさせる二階建てのバスが滑り込んでくる。彼女達は並んでそれに乗り込んだ。一階の座席は既にその殆どが埋まっていて、ふたりは追いやられるようにして二階に腰を落ち着けた。そこは屋根がなく露出した屋上のような造りになっていて、前からゆるやかな風が吹いていた。バスは高い位置から歩道を見下ろしながら進んでいく。
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