過去ログ - 主人公「学校一週間休んだら世界がゾンビで溢れてた」【たまに安価】
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113:名無しNIPPER[saga]
2016/06/15(水) 23:11:27.76 ID:mu1zgydE0
「妹の不始末だ。僕が責任を取ろう」

「……本気で言ってんのか?」

「ああ、僕は妹の想いを受け止めない。同時に君さえ良ければ受け皿になろう」

 幸い顔のつくりは似てるし……なんて言うのはおかしいか。

「……あたしの為に、こいつを殺して明日葉の気持ちに答えないってのか?」

「先に証明する」

 僕は刀の先を田中に向けた。

「ひっ!?」

 痛みですっかり弱気になっている田中は、片手で刀を持っている僕に怯えていた。

「あの世で償え」

 右目から後頭部へと刀が突き刺さる。さっきの力の余韻か、刀はスゥと頭蓋骨を抜けた。

「……が、あ、い……こ」

 血を噴き出しながら倒れこむ田中。僕と不良娘はそれをただジィと眺める。

「……こいつに汚されたあたしを受け入れてくれるのか?」

「正直な話、それは関係ないけど妹の罰として受け入れようとしている。それでも良ければ」

「どうせあたしは大切な人に捨てられた可哀相な女さ。あんたが面倒見てよ」

「分かった。でも君はまだ女子中学生なんだ。もっと可愛くしてくれた方が好きになれるな」

「ばっ!? ちょ、調子にのんじゃねぇ!!」

 顔を真っ赤にする藍子。大丈夫、怒ったり恥ずかしがったりする元気があれば何とでもなるさ。

(問題は……妹だな)


 


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