過去ログ - 主人公「学校一週間休んだら世界がゾンビで溢れてた」【たまに安価】
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176:名無しNIPPER[saga]
2016/06/18(土) 17:40:17.64 ID:QAFaisa50
主人公視点

「後はこの道を真っすぐ行けば施設だ」

 運転にすっかり慣れた僕は40キロの速度で北に向かっていた。

 住宅地から離れている為、ゾンビは少ない。その為か皆の緊張感が薄らいでいた。


 瞬間、それは起きた。


 ――バツンッ!!


「えっ?」

 ブレーカーが落ちたような音が車内に響き、アクセルペダルが軽くなる。

 踏み込んでも反応がなく、良く見るとカーナビの電源が落ちていた。

 車はゆっくりと速度を落としていき、道の半ばで完全に停止した。

「今の音は何?」

「いや、俺にもさっぱり……」

「エンジンがかからないんですか?」

「うん、原因はよく分からないけど無理みたい」

 何度か鍵を回してみるが、反応はなかった。

「近くに車もないし、残りは歩いて行くしかないか……」

 せっかく積んだガソリンやバッテリーも無駄になってしまった。

「雨が降る前に向こうに辿りついた方が良さそう」

「そうだな。急ごう!」

 僕達は車を降りて徒歩で向かおうとした。


 山や森が目の前の道路で、何が起きるかも想像せずに――。


「……あれ、何?」


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