過去ログ - 主人公「学校一週間休んだら世界がゾンビで溢れてた」【たまに安価】
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62:名無しNIPPER[saga]
2016/06/14(火) 22:38:27.19 ID:ZIqgp1bU0
回想終了。

山中女子中学校 寮 一室。


「藍子、嫌なら無理しなくても……」

 下着姿の藍子が部屋から出ようとしていた。その表情は固く、これから起きる事に対して身構えているようだった。

「何言ってんだよ。こんな事になった以上、あいつに頼らないと生きていけないだろ」

「でも……」

 “身体を捧げる”代わりにゾンビから命を護ってもらうなんて……間違っている。

「心配するな、お姫様。お前を行かせたりはしねぇからよ」

「そうですよ! 先輩は最後まで綺麗でいてもらわなくちゃ!」

 美佐子もまた下着姿だった。田中の好みだとか言われて縞模様の下着だけで生活を強いられている。

 彼女が処女を失った二日前、田中の精液を必死に掻き出す美佐子を見て私は泣いた。

 美佐子も藍子も私の為に身体を張っている。

 私の事を愛し、護ろうとしているのだ。

(……じゃあ、私は?)

 私は兄に片想いし続けている。

 二人との関係は幻想で夢のようなものだ。

 そこに恋も愛もない。

 なのに、二人とも……。


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