過去ログ - 主人公「学校一週間休んだら世界がゾンビで溢れてた」【たまに安価】
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名無しNIPPER
[saga]
2016/06/15(水) 18:51:50.17 ID:mu1zgydE0
場合によっては戦うという意思を示そう。
しがらみを残したままではストレスが強すぎる。相手を屈服させてでも関わらないと誓わせるべきだ。
(……ただ、勝てる気がしないんだよなぁ)
相手は二メートル近いんじゃないかと思えるような巨体。対して僕は妹よりも背が低い173センチ。
格闘技経験もなく、喧嘩すらしたことない。
(刀はある。だけど脅しになるか……?)
「……あんたらと妹に何があったか知らんが、僕達はここを出て行く。二度と関わらないでくれ」
「何を勝手なっ!?」
美佐子ちゃんが怒りをあらわにする。
断片だけ聞いてると最もな怒りだ。
だが、ここで引く訳にはいかない。
「勝手じゃない。妹を責めるのはお門違いだ。善悪で言うなら中学生を襲ったそこのおっさんを責めろ」
「正論ですね」
涼香がうんうんと頷く。頼むからキルリアにならないでくれよ。
「田中! どうするんだよ!!」
不良娘の叫び声に田中は下卑た笑みを浮かべたまま顎に触れた。
「そうだなぁ、お前らのま●こも気持ち良かったが、そこの二人の味も知りたいしなぁ……」
……こいつ最低だ。
「お姫様のお兄様とやらも、どうやら喧嘩すらしたことのないもやしのようだし? 空手も柔道も経験のある俺がボコボコにしてやるのもいいな」
マジか……、やばいな。
「……分かった。やるというのならこちらにも考えがある」
僕は刀に手をかける。
あくまで脅しの手段だが、最悪槍のように突き刺せば素人でも武器になるだろう。
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