9: ◆XqqMU4k.qzdV[sage saga]
2016/06/13(月) 21:58:39.55 ID:8b3B+oL70
明乃「それに、もかちゃんや、シロちゃんに会えたのも…。幸運だったんですよ」
真雪「そう思わなくちゃやっていかれない…かしら?」
明乃「そうじゃありません。私は…」
明乃「私は…。過去から逃げたくなかった。両親が、ブルーマーメイドの方が救ってくれたこの命を誇りに生きていきたいんです」
真雪「…」
ましろ「…岬さん」
明乃「シロちゃん?」
ましろ「ごめんなさい、母さん。岬さん。盗み聞きしてました。でも、これだけは言わせて、岬さん」
明乃「?」
ましろ「強がらないでください。岬さん。泣いてもいいんです、怒ってもいいんですよ」
明乃「私、強がっているんじゃ…」
ましろ「家族がなくなっているのに幸運なんて言わないでくださいよ!」
明乃「…!」
ましろ「夢が何です。家族が死ぬよりつらいことなんて…」
明乃「…シロちゃん」
ましろ「…だから、なんですね。艦長が海の仲間を家族というのは」
明乃「…でも、私は過去に囚われすぎたんだ。目の前の家族を見捨てて飛び出していったこともあった」
ましろ「だからこそ、ミーナさんも晴風の皆も救えたんですよ」
明乃「でも…」
ましろ「ちゃんと、段階を踏んでから交代してくれれば文句はもう言いません」ギュ
明乃「シロちゃん…?」
ましろ「段階すっ飛ばしていくのが悪いんですよ。まったく」
真雪「岬さん」
明乃「シロちゃんのお母さん?」
真雪「もし…よかったらだけど、養子にならない?」
ましろ「お母さん!?」
明乃「よ、養子!?」
真雪「今更、手を伸ばすのは遅すぎるかもしれないけれど…」
真冬「って、ことはましろの義妹になるってころか?」
ましろ「姉さん!何を!?」
明乃「ましろ…お姉ちゃん?」ウルウル
真冬「おい、泣かしてんじゃねぇぞ。義妹を泣かすなんて」
ましろ「これは違っ!?」
明乃「お母さぁぁぁん」ウェーン
真雪「大丈夫、泣かないで」ヨシヨシ
ましろ「母さんまで!?」
真霜「どうなってるの…これ?」
18Res/12.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。