過去ログ - 【モバマスSS】薫「おうちにかえろう」
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9: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/14(火) 19:33:21.78 ID:gb/rGv7q0
何時もの二人はもっとこう、杏はダルそうで、乃々はもっと仕事に対して消極的だった筈だ。

薫が不思議に思っていると、二人は、じゃあね!と爽やかに告げ、やる気満々の様子で事務所から駆け出して行った。


それを呆然と見送りながら薫は、

(なにかいいことでもあったのかなぁ……??)

と、頭を捻るのだった。




中に入り、事務所の前のホワイトボードに向かう。


何時もは、ここに書かれた自分の名前に記された予定を確認したり、
自分が居るか居ないかを確認出来る様に、名札を入れ替えたりするのが事務所の決まりだ。


しかし、薫は、ホワイトボードを見て愕然とした。

一つとして読める字が無い。 
表で見た看板と同じ、グネグネとした意味のわからない字がホワイトボードに並んでいる。

一体何がどうなっているのか薫には理解不能だった。

(かおる、急におバカになっちゃったのかな?字がよめなくなっちゃったのかな??)

涙目で必死にそのの字を解読しようと、ウンウン唸りながらホワイトボード睨みつけていると、
薫はあることに気づいた。

平仮名らしき文字があり、それは逆さまにひっくり返せば読める普通の平仮名になった。

し、とか、へ、とかの分かり易い文字が有ったのが幸いした。

ふと気づき、ランドセルに仕舞っていた可愛い柄のポシェットから小さい手鏡を使い、
ホワイトボードを覗き込むと、そこには見慣れたアイドル達の名前と予定表が書いてあった。

やはり逆さまの鏡文字だったのだ。



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