過去ログ - 井之頭五郎「愛ライクハンバーガー」千早「ふふっ」
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2: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2016/06/14(火) 23:01:34.13 ID:TY7g3/mWO
 世界の交差点、ニューヨークタイムズスクエア。
 所狭しと並ぶビルボード、世界中の企業の広告や巨大ディスプレイ、ネオンサイン、電光看板。

五郎「噂通りのすごい街並みだな」

以下略



3: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2016/06/14(火) 23:02:39.82 ID:TY7g3/mWO
ーーーー

 井之頭五郎は、食べる。
 それも、よくある街角の定食屋やラーメン屋で、ひたすら食べる。

以下略



4: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2016/06/14(火) 23:05:28.94 ID:TY7g3/mWO
「……じゃあ、このカタログに載ってる品だけ用意しとけば良いってことかな?」

五郎「はい。よろしくお願いします」

「OKOK。しかし律儀だねぇ。これのためだけにわざわざ渡米とは。連絡だけで事足りたのに」
以下略



5: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2016/06/14(火) 23:07:57.31 ID:TY7g3/mWO
「なるほどね……よし、商談成立ってことで。どう? この後一杯」

 そう言って彼はおちょこを傾ける仕草を見せた。
 どうでもいいけどそのジェスチャー、アメリカの人には通じないか、ショットグラスだと思われるんだろうか。

以下略



6: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2016/06/14(火) 23:15:35.21 ID:TY7g3/mWO
………………………

 腹が減っていた。
 そして、俺の胃袋は既に『あるモノ』を欲していた。
 時刻は午後五時。ディナーには少し早いが、俺の腹時計は既にディナータイムだと告げている。
以下略



7: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2016/06/14(火) 23:16:51.75 ID:TY7g3/mWO
 チャイナタウン、リトルイタリー……このあたりは今日は除外だ。
 五番街の高級エリアも俺には不相応だろうな。

五郎「どうしたもんかな……」

以下略



8: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2016/06/14(火) 23:19:47.57 ID:TY7g3/mWO
 店員は気を使って、俺にもわかるくらいの単純な英語で俺を店内奥の二人掛けの席まで案内した。

五郎「さて……」

 満を持してメニューを開くが、当然のように全て英語なので雰囲気で選ぶしかない。写真がついていてくれれば良かったのだが。
以下略



9: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2016/06/14(火) 23:21:39.36 ID:TY7g3/mWO
「Excuse me」

 注文してからしばらく俺が店内を見回していると、突然声をかけられた。
 見ると、大柄な黒人男性が立っている。

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10: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2016/06/14(火) 23:37:27.52 ID:TY7g3/mWO
 すると再び店の扉が開いた。
 入ってきたのはさっきの男性ではなく、女の子だった。
 顔立ちからして、俺と同じ東洋人だろう。
 女の子は困ったように店の外をちらちらと伺いながら、俺の向かい側の席に座った。

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11: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2016/06/14(火) 23:47:44.19 ID:TY7g3/mWO
 女の子はしばらくメニューとにらめっこしていたが、やがて、

「アイスコーヒー」

 と、注文してメニューを閉じた。
以下略



12: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2016/06/14(火) 23:49:32.30 ID:TY7g3/mWO
 ややあって、注文の品が姿を現した。
 来た来た、来ましたよ。



以下略



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