過去ログ - 美優 「ハナムケのメロディー」
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30:名無しNIPPER[saga]
2016/06/15(水) 01:03:18.05 ID:sf9XWsg90
−−あのあと。

私の様子が尋常じゃないことに気づいた楓さんが、電話しながら瑞樹さんにメッセージを入れて。

一緒にいた早苗さんと(飲んでいたらしい。楓さんと電話した時はまだ日が落ちていなかったはずなのに)3人で迎えに来てもらった。

皆さんが家につく頃にはかなり落ち着いたつもりだったのだが、顔を見た瞬間にホッとしてしまい、また号泣してしまったのだ。

皆さんにしがみつく私を、楓さんも、瑞樹さんも、早苗さんも、優しく受け止めてくれた。

「ま、無理もないわよねー。あれだけ事務所でラブラブオーラ振りまきながら、急にバイバイなんだもの。私ならシメあげてどこにも行けない体にしちゃうわ間違いなく」

「ホントね。あれで隠してたつもりなんだから、Pくんも美優もちょっと余裕かましすぎよね。むしろ見せつけてるのかと思ってたわ」

「べ、別に見せつけてたわけじゃ!」

「まぁまぁ、仲良き事は美しき哉、ですよ。私もかなり羨ましかったです。ふふっ」

「……ん? 今なにかダジャレ入った?」

「美しき哉、とかなりを掛けたんじゃないかしら?」

「楓ぇ……ちょっと無理やりすぎない?」

「無理やりでもなんでも、やり切ったもん勝ちです♪」

「もはやダジャレかどうかすらわからなくなったわね……まだ始まってもいないのに」



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