6:名無しNIPPER[saga]
2016/06/15(水) 00:46:01.75 ID:sf9XWsg90
「あの荷物、どうするんですか?」
「配送依頼はしているので、待っている間にシャワー浴びて取りに来てもらったらもう出発しようかな、と思ってます」
「そうですか。相変わらず、この手の段取り組むのうまいですね」
「プロデューサーなんて、企画組んだりするよりこんなのが本業みたいなものですから」
「ううん、Pさんは大学のころから得意でしたよ。なんとなくやりたいことの段取り組んで、みんなが楽しめるように裏方に徹するの。ときどき表舞台に立ったりもしましたけど」
「そうですね。大学祭のステージプログラム担当はかなり楽しかったなぁ。結局あれでプロデューサー目指したようなものだし」
一本目が消えて部屋に戻ろうとする彼を、さり気なく邪魔してみる。
すこし不思議そうな顔をしたけど、察しのいい彼はすぐに私の気持ちを見破り、二本目を咥えた。
−−もうちょっとだけ、二人の思い出に浸っていたいの。
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