過去ログ - 藤原肇「見つめて、すうっと、ぼけていく」
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◆ULuwYLs/ds
[saga]
2016/06/15(水) 01:45:18.25 ID:PvEdMtuwo
「……開けてみても良いですか?」
「……勿論」
フタを開け、円筒形にくるまれた包みを外してみると、中から綺麗な白色の湯飲みが出てきました。
よく見ると所々いびつでお店で売っていない物だと分かります。
しげしげと器を眺めていると隣に居るプロデューサーさんの顔がどんどん赤くなっていきます。
「……流石に都内で備前焼を作れるところは無くてな」
「ありがとうございます。あ、陶印もちゃんとありますね! Pって書いてあります」
あ、プロデューサーさんの顔がまたひとつ赤くなった。
「無理して使わなくていいぞ。ほらオブジェとしてでも……」
「もぅ! ダメですよ。物は使われてこそです。ちゃんと大切に使いますので」
「……そうか……それは良かった。お店で白の釉薬を使ったときの見本を見させてもらったときに肇の肌みたいに綺麗だったから思わず白を選んでしまってだな」
反撃と言わんばかりに器の白の綺麗さと私の肌を交互に褒める。
私の顔が一気に熱くなるのが分かりました。恐らくもう既に私の肌はこの器のような白では無いはずです。
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