過去ログ - 凛「店番してたらアイドルがやってきた」
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名無しNIPPER
2016/06/15(水) 20:34:26.73 ID:+qrDv0je0
凛「はい、タオルと麦茶」
茜「ありがとうございますっ!っぷはー!汗を流した後の一杯は格別です!」
凛「汗もちゃんと拭かないと冷えるよ」
以下略
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名無しNIPPER
2016/06/15(水) 20:35:54.08 ID:+qrDv0je0
茜「菊以外にもたくさん咲いてますね……あ、ヒマワリもあります!少し小さいです!」
凛「切り花用のだからね。茜はヒマワリ好き?」
茜「はい、好きです!こう……『花!』『茎!』『葉っぱ!』とパーツが雄々しくて潔さを感じます!」
以下略
18
:
名無しNIPPER
2016/06/15(水) 20:37:52.18 ID:+qrDv0je0
凛「太陽、か……茜はヒマワリって漢字で書ける?」
茜「漢字で、ですか?……わかりません!」
凛「向日葵って書くんだけど、これは花が太陽の方向を追って動くからなんだって」
以下略
19
:
名無しNIPPER
2016/06/15(水) 20:39:16.10 ID:+qrDv0je0
茜「こんなに沢山ありがとうございます!でも凛ちゃんにもお金出させてしまって……」
凛「気にしないで。事務所にヒマワリがたくさんあったら皆さん元気になる大作戦、だっけ?私は良いと思うし、協力するよ」
茜「このヒマワリは私が責任をもって事務所に届けます!!」
以下略
20
:
名無しNIPPER
2016/06/15(水) 20:39:59.48 ID:+qrDv0je0
秋も大分深まって木の葉も落ち始める。
日照時間も日に日に短くなってきた。秋はつるべ落とし、だっけ?
日もだいぶ傾いて、そろそろ片付け始めようかと店先に出ると、不意に声をかけられた。そんな秋の日のこと。
21
:
名無しNIPPER
2016/06/15(水) 20:41:35.36 ID:+qrDv0je0
楓「あら、こんにちは凛ちゃん。それともこんばんは、かしら?」
凛「楓さん。ええと、お疲れ様です」
楓「ふふ、お疲れ様、ならいつでも大丈夫ね。秋なのにおつかれサマー、なんて」
以下略
22
:
名無しNIPPER
2016/06/15(水) 20:42:51.68 ID:+qrDv0je0
楓「凛ちゃんはお店のお手伝い?」
凛「はい、今日はそろそろ閉店ですけど」
楓「アイドル活動しながら実家のお手伝い、大変じゃないかしら?」
以下略
23
:
名無しNIPPER
2016/06/15(水) 20:44:16.01 ID:+qrDv0je0
楓「ほんと?あ、これって……」
凛「夕日に溶けて今まで気が付かなかったけど……紅葉ですね」
楓「真っ赤で綺麗ね。ここに来る途中の街路樹から落ちてきたのかしら」
以下略
24
:
名無しNIPPER
2016/06/15(水) 20:46:12.82 ID:+qrDv0je0
凛「楓さんは楓の花言葉、知ってますか?」
楓「いえ、知らないわ。教えてくれるの?」
凛「楓の花言葉は“調和”“美しい変化”“非凡な才能”。四季によって葉色を変化させることからきてます」
以下略
25
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名無しNIPPER
2016/06/15(水) 20:47:38.43 ID:+qrDv0je0
あっという間の年末年始も、もう1ヶ月が過ぎた。
街の広告はどこを見てもハート型が描かれていて、みんなどこかソワソワしているみたい。
私は別に……あ、プロデューサーには何かあげた方がいいかな、お世話になってるし。
女の子の一大イベント前にいつもと変わらない調子でいるのは、彼女たちも同じだった。そんな冬の日のこと。
26
:
名無しNIPPER
2016/06/15(水) 20:48:39.08 ID:+qrDv0je0
フレデリカ「凛ちゃーん、こんにちハロー♪遊びにきたよー☆」
志希「ハスハス……うーん、花の香りが鼻腔を刺激するにゃー」
凛「いらっしゃい、2人が来るなんて珍しいね」
以下略
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