過去ログ - 京太郎「俺にイカサマを教えてください!」 哲也「断る」
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◆yNqBRwiEr2
[saga]
2016/07/12(火) 01:42:55.91 ID:/cV6X/6B0
南一局 親・哲也
「へへっ、楽しむのはいいけど、この流れだと哲さんこの局で終わらせちまうぞ」
「いや……」
ダンチの独り言が耳に入ったのか、哲也は振り向きもせず呟いた。
意外そうにダンチは首を伸ばし、哲也の手牌を覗く。
【哲也手牌】
11345678999m56p ツモ9m
(こいつぁ……流れが来てるどころか五巡目で九蓮の一向聴! 何悩んでんだ?)
ダンチも玄人としてはそれなりの腕を持っている。
或いは彼も卓に着いていれば“それ”を感じていたかもしれない。
(この女……)
ツモってきた九萬を握ったまま、上家へと視線を向ける。
牌が滑りそうになり、哲也はいつの間にか自分の手が汗で湿っているのを知った。
原因は明らかだった。
咲の纏う空気が、先程までとは変わっている。
(さっきは嶺上開花で強引に流れを引き寄せたが……あの咲って奴が何かミスをしたわけじゃねえ)
いずれ再び咲へと流れが来る。
哲也はそれをはっきりと感じていた。
(どうする……九萬をカンして嶺上牌を奪うか?)
しかし、その手は一度試して失敗している。
何より相手を恐れているような打ち筋は、ツキを逃がす結果に繋がる。
咲にいずれ流れが来るのであれば、ここで手を落とし勝負を長引かせるのは危険だ。
長考の後、哲也は五筒を強打した。
(いいだろう。てめえの嶺上開花と俺のツキ、どっちが強いか……勝負だ!)
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