過去ログ - モバP「Cookie Fancyball」日菜子「……」
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12: ◆3UO.XRpYJ2[saga]
2016/06/16(木) 19:43:14.49 ID:kxuPo8yn0


ああ、やっぱり。心のどこからかそんな声を聞いたような気がしました。そんな気はしていたんだ。やっぱり、やっぱり。

それでもいいんじゃない。妄想っていうのは元々叶わない望みを空想することでしょう?心のどこかで誰かが言います。嫌、そんなのは、いや……

「ひ、日菜子?」

気が付いたら私は泣いていたみたいです。心配そうに声をかけてくれる私の王子様。……王子様?本当に?

私はもう、自分の気持ちを我慢することも、隠すこともできませんでした。



「Pさんは白馬の王子様なんかじゃありません」

泣きながら、時々しゃくりあげながら、私は言いました。

「日菜子が好きになったのは、白馬の王子様なんかじゃなくて、等身大のPさんだから」

涙声の私の声は、きちんと伝わっているでしょうか。ただわかるのは、彼が私の背中に手を回して抱きしめてくれていることでした。



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