過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―4―
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15: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/06/20(月) 00:00:50.40 ID:0MpgYk4p0
サイゾウ「戻るだと?」

カゲロウ「一体どこへ?」

カムイ「……私達は、これから暗夜に戻ります」

サイゾウ「戻って何をするつもりだ」

カムイ「はい、暗夜の首都を落としてきます」

カゲロウ「……」

サイゾウ「……」

カムイ「……」

カゲロウ「……あなたは何を言っている、意味がわからない……」

サイゾウ「…ふざけているのか?」

カムイ「私はまじめです。伊達や酔狂でこんなことを言うつもりはありませんし、現在の暗夜の侵攻を抑えるのが私の目的ですから。そのために私は王都を落とします」

サイゾウ「仮にその話を信じたとして、それが抑止力になり得るという保証はない。そのままの勢いで白夜を攻める者たちもいるはずだ」

レオン「戦争を続けるのに必要なのは投資に見合うかどうか…。そして父上に従っている軍属や貴族は父上じゃなくて自分が得られる富に固執してる奴らが大半だ」

サイゾウ「……」

レオン「今の彼らは侵攻じゃなくて宝探しに興じてる。白夜の大地は彼らにとって落ちてる宝石のようなものだからね。それを彼らは見過ごすつもりはない。暗夜と白夜の土地は違いすぎる。あらゆることが利益になる」

レオン「でも、それは自分たちがそれを行う基盤である領地があってこそのこと、暗夜の王都が落ちたとなれば八割は暗夜王都奪還に躍起になる。そうなれば、知らぬ白夜の土地で戦う暗夜の進行速度は格段に落ちるはずだし、なにより侵攻に賛成的でない者たちの心も揺らぐはずだ」


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