過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―4―
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29: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/06/20(月) 23:13:19.68 ID:0MpgYk4p0
エリーゼ「えっ……どうして」

クーリア「……もう地方の部族の方々の多くはカムイ殿を見限っていますし、カムイ殿の名前を出すだけでも疑惑を向けられかねない、それが今のカムイ様を見る人々の目です」

エリーゼ「そんな、そんなこと、だってカムイおねえちゃんはあの時、戦いたくないのに戦わされてただけなのに……」

 ポスッ ナデナデ

エリーゼ「カムイおねえちゃん……」

カムイ「いいんですよ。むしろ、私なんかが背負うには重すぎることをマークス兄さんに押しつけてるだけなんですから。でも、そう言ってもらえてとてもうれしいです、ありがとうございます、エリーゼさん」

エリーゼ「……うん」

マークス「カムイ……」

カムイ「これはマークス兄さんにしか頼めないことです。レオンさんでも、カミラ姉さんにもエリーゼさんにもできません。お父様の近くにいた暗夜王国第一王子であるマークス兄さんにしか、お願いできないんです」

マークス「……」

カムイ「お願いします……」

マークス「……」

カムイ「……」

マークス「カムイ、今の私はお前に剣を預けている身、そう言ったはずだ」

カムイ「マークス兄さん……」

マークス「私はお前の剣だ。そしてお前にならこの身を預けられると考えている。ならばお前の言葉に従わない道理はない、この肩書がお前の目指す道の役に立つのなら、使ってもらって構わない」

カムイ「……ありがとうございます。マークス兄さん」

マークス「ふっ。クーリア、同士に私の名前を通し意思を伝えよ。暗夜第一王子マークスは、古き暗夜を見切り新しき暗夜の夜明けを目指して先頭に立ち剣を振るうとな」

クーリア「わかりました、マークス殿」


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