過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―4―
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56: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/06/23(木) 00:40:22.36 ID:pSsphRjr0
◆◆◆◆◆◆
―王都近くの寒村・クーリアの天幕―

マークス「なるほど、それが今回の戦いの手順というわけか」

クーリア「はい。ですので、私は主に攻城装備の部隊を預かることになります。まずは正門への攻撃をマークス殿、そしてカムイ殿にお願いしたいのです」

カムイ「はい、わかりました。それでそちらの戦力は足りているのですか?」

クーリア「残念ながら、完全というわけではありません。ですのでカムイ殿の戦力を少しばかり貸していただけるとありがたいのですが」

カムイ「はい、構いません。レオンさん」

レオン「攻城装備と手段を見る限り、竜騎兵と歩兵がいた方がいいのかな?」

クーリア「ええ、カタパルトに空きがありますので、歩兵はカムイ殿の臣下の方が入り次第、入れ替える予定です。あとはシュヴァリエの兵たちが問題なく運んでくれるはずです」

カムイ「運んでくれなくては困ります。王都に入るためには二つの跳ね橋を下さなければいけないんですから」

クーリア「ええ、心得ています。では、この流れでよろしいですか?」

マークス「ああ、構わん」

レオン「僕も問題ないよ」

カムイ「私もそれに従います。クーリアさんの方もよろしくお願いしますね」

クーリア「はい、それでは準備が出来次第、行動を開始するとしましょう」

カムイ「はい」

マークス「カムイ」

カムイ「なんですか、マークス兄さん」

マークス「カムイは私と共に来てくれ、すまないがお前には派手に動いてもらわないといけない」

カムイ「はい、覚悟はしていますから」

マークス「すまない」

カムイ「謝らないでください。それにマークス兄さんに役目を押し付けたのは私なんですから、戦場では頼りにしていますよ」

マークス「ああ、私もお前を頼りにしている。正門を攻める者たちの選抜はカムイに任せる、よろしく頼んだぞ」

カムイ「はい、わかりました」

カムイ(……ついに始まるんですね)

(この戦いが……)

 第十八章 前篇 おわり


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