過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―4―
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◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2016/12/15(木) 00:27:03.45 ID:3MxNAfKg0
タクミ「はっ、この状態でよくもそんなこと言えるよ!!! あんた初めて会った時言ってたよね。すぐに信用なんてできないし、しない方が普通だって」
カムイ「ええ、そうですよ。だからこそ、相手を理解して行かなくてはいけないんです。その道を、これ以上壊されるわけには行かないんです」ダッ キィン
タクミ「くっ!!!! この距離でも――」チャキッ
カムイ「そこです!!!!!」
ブンッ
バキィン
フォンフォンフォン カラカラカラー
タクミ(風神弓が、しまっ――)
カムイ「……タクミさん。私はあなたのことを思った以上に知りません。あなたが私を怨む理由もです。だからこそ、そんなものに負けるわけにはいかないんです」
タクミ「僕は――」
カムイ「だから、あなたのその怨みを果たす機会、ここで奪わせてもらいます」
ドスンッ!!!!!
タクミ「がっ……ううっ、くそっ……」
タクミ(駄目だ、気を失うな。失ったら、失ったらもう、果たせなくなる……。僕が、みんなを皆を守って、あいつよりも皆に、みんなに思われる家族に……家族になる……ん……だ……。僕が……みんなを……)
ドサリッ……
カムイ「………」
ルーナ「……カムイ様」
カムイ「ここにいる白夜の兵に告げます。タクミさんは倒れました。これ以上の戦闘を続けるならば、その命を保障できません。武器を捨て投降してください」
白夜兵「……くそっ……」ガシャンッ
カランッ ガランッ ゴトッ……
エリーゼ「カムイおねえちゃん、白夜の人たち武器を置き始めたよ」
カムイ「そうですか……。エリーゼさん、負傷者の手当てを優先してください。ルーナさんはその手伝いをお願いします」
ルーナ「わかった。ほら、エリーゼ様早く行くわよ」
エリーゼ「う、うん!」
カムイ「……はぁ、はぁ……)
カムイ(……どうにか、これで―――)
パシュッ
ズビシャッ……
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