過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―4―
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◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2016/12/24(土) 12:33:49.67 ID:S6YpyFGu0
(……どうしよう。これはちょっとあれよね……)
無地の物とはいざ知らず、二色に挑戦した故だった。
でも、ここまできてやり直すというわけにもいかない、なにせ今日は12月24日で、あげる相手の誕生日なのだから。
(……はぁ、よく考えてみると、おかしい話よね。世界救ってさっさと帰るはずだったのに、こんな風に残ってプレゼント作ってるなんて……)
元々この世界の住民じゃないこともあった。だから関係なんて言うのは最低限で済ませようと考えてきたっていうのに、ルーナは多くのつながりを持っていた。主のカミラとも相棒のベルカもそうだ。思った以上に、あの世界からここにやってきた者たちは、人との繋がりを捨てきれない。だからその分、割り切ることが難しくなる。この世界との別れを。
それを考えたら、縫い上げていく手が少しだけ遅くなったのを感じた。
(はぁ、ダメね……。こういう時にどうしてそういうこと考えちゃうかな)
いつか別れが来るとして、それがいつになるのかもわからないことはルーナにもわかっている。ハイドラから受けた加護も無くなった今、どのようにこの世界から消えていくのか想像は出来なかった。
(……やだなぁ。そういうの……)
まるで自身の母親のようだと思った。
何も言わずにどこかへと行って帰ってこなかった母親と同じ、そんな藪は踏みたくなかった。だけど、何れその日がやってくる。
異物は取り除かれるべきで、その摘みだされる方法なんてものを選べるわけはないからとルーナは手の動きを速めていく。考えると嫌なスパイラルに嵌っていく気がしたからだ。
今はこれだけをやっていればいいと身を引き締めて、残り僅かな作業に没頭し始めてみたけど、最後の場所だけが何だか縫えない。これを縫い終えたら消えてしまうような錯覚に陥って、気が付くと指が止まりそこから動けなくなっていた。
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