過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―4―
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962: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/12/24(土) 12:38:28.65 ID:S6YpyFGu0
「ぶー、ルーナ、やっぱりおかしいの」
「そんなこと……」
「だってルーナ、ピエリの話真面目に聞いてないの。何か考え事してるの……。何か困ってるなら話をしてほしいのよ。ピエリ、ルーナのお話なら聞いてあげられるの」

 ピエリが右腕に絡みついて上目遣いに聞いてくる。どこでそういうのを覚えるのかわからないけど、同性相手に使うものじゃないとルーナは内心笑った。
 心の中で笑顔を作っていると暖かいものがこみ上げてくる気がした。多分、親愛というものだとルーナは思う。同じように髪を二つに結んでいること、強くて可愛いところ、そして母親にある種の執着心を持っていること……
 前、母親のことでルーナはピエリを支えた。ピエリが至ろうとしている理想の人、それにどうやって向かおうとしているのか。人を殺し、血を浴びることで、ピエリはどんどん母親に近づいている気になっていた。綺麗になっているという実感を、ピエリは死んだときの母親の姿から得ていた。ピエリにとって綺麗な女性というのは、この後にも先にも母親しかいない。だから、ピエリは最後血に塗れて死ぬ道を選ぶ気がしたのだ。
 あの日、血まみれのままにキッチンに立つピエリをルーナは思い出す。お母さんになれた気がしたのかもしれない。でも、その時にルーナはその道からピエリを引きずり出すことに決めた。


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