過去ログ - 奏 「赤ちゃんはコウノトリが運んでくるんでしょ?」
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107: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/07/07(木) 13:39:15.71 ID:JzAJgkPCo
「けれど私も臆病だから。 一人で月へは行けなかった……」

映画は進む。
トム・クルーズとニコール・キッドマン、二人の夫婦が写し出される。

「だから、あなたの瞳を見たとき、鏡を見るようで。 ……卑怯ね、今更こんな話」

「卑怯者は自分の方だ。 奏はむしろそれを『魅力』と、そう呼ぶべきだ」

「ううん、違うの。 結局のところ、私が言いたかったのは……もし、私がホンの少しでもあなたを変えることができたなら」

彼女が求めていたものとは。
それは、自分と同じくらい臆病で、けれど武士のような一本筋の通った。

「私に魔法をかけてくれて、ありがとう……海の妖精さん」

そんな、大変な変態だったのだろう。



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