過去ログ - 奏 「赤ちゃんはコウノトリが運んでくるんでしょ?」
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12: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:39:18.13 ID:p/GW0CyRo

「ならいっそ、私の唇でみんなの口を塞いでしまえば、『真実』は実をつけるのかしら」

つぅ、と鉄柵を愛撫するように優しくなぞる。

景観、時、全てを奏の碧さが支配していた。

「でも、駄目ね。 私にそんな力は、勇気はないわ。 枯れて。堕ちて。 私はそう、ただ待つだけの勿忘草」

消えていく夕陽が、海面に顔を映し込む。
時と共に狭まるその円は、奏の世界の収束をも意味していた。


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