過去ログ - [安価]勇者「この"巻き戻り"の力を以て、果てなき絶望を終わらせる」
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2:名無しNIPPER[sage]
2016/06/18(土) 15:11:09.61 ID:IZbOnMdQO
王「ほう。これら、これらが…」

「はい。我々の世界で原子爆弾と呼ばれた…最悪最凶の…窮極の兵器です」

苦虫を噛み潰したような顔を一瞬した技術者

王「良い、とても良い…この核ミサイルとかいう兵器なら魔王のいる大陸までここから飛ばせるのだな?」

「はい。長距離大陸間弾道ミサイル。ここからなら…届くでしょう」

王「くくく、良い。さしもの魔王とはいえ空を飛ぶ鉄の塊が攻撃して来るとは思うまい」

「あの…何度も聞いて申し訳ないのですが、本当に相手は…その、全人間の敵なんですよね?」

王「そうだ。相手は人間ではなく、人間は全て奴らを憎んでおる」

王「そうでなくとも敵は敵だ。貴様らも戦争はしたのだろう?」

「…我々の世界は…この兵器を産み出したことをとても後悔しています。例え敵でも人間に使うことは…もう二度としたくありません」

王「安心せよ。魔王のいる大陸に人はいない。向う数百年出入り禁止にしても大丈夫だろう」

「それならば……これが、発射スイッチです」

王「む、わしが押して良いのか?」

「上に立つものが責任を持つのです。王様。これを発射するのはあなたの意思なのです」

「命を奪う責任、命を奪う意思。それをよく理解し、覚悟した上でお願いします」


王「何を今更。むしろ英雄気分だ」

「…では、押してください」


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