過去ログ - 【モバマスSS】時には、プリンの話を
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2: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/19(日) 01:41:54.77 ID:wjFhQvEZ0
 
 迂闊にも足を踏み入れた、床に描かれた魔法陣が赤黒い光を放ったかと思えば、
 目の前の闇がぐらりと歪み、何も無い空間から無数の腕が現れる。
 
 それは冥界より死者を呼び寄せる、簡易な召喚魔法の一種。
 
 とはいえ、生贄も詠唱も無いちゃちな造りの魔法陣では、せいぜい低級なゾンビやグールを数体出現させるのが限界なのだが。

 
「きゃあぁぁぁぁぁっ!!」

 目を閉じ、悲鳴を上げ、少女が手にしていた大鎌で、狭間より這い出た魔物の体を勢いよく薙ぎ払えば、
 
「ひっ!!」

 今度は閉じていた瞼を開いたことで、辺り一面に腹の中身をぶちまけた、
 血まみれの惨状を目の当たりにして短い、切るような悲鳴を上げた。


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