過去ログ - 【モバマスSS】時には、プリンの話を
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3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/19(日) 01:43:19.76 ID:wjFhQvEZ0

 できることならば、今すぐにでも気を失ってしまいたい――少女、銀蝕の乙女は城に入る前に言われた言葉を思い出す。
 
『いつものように、君の心に防壁を作らせてもらうよ……嫌がったって駄目さ。
 これも観測者としてのボクの役割であり、使命だからね』


 そうだった。

 あの厄介な観測者の「呪い」のせいで、自分はどれだけ恐怖を感じようとも、失神することすら叶わぬ身体。
 
 おっかなびっくりといった足取りで、床にまき散らされたアレやソレを踏まないようにして先へと進む。
 
 何を隠そうこの少女、銀蝕の乙女はこういった陰惨で血なまぐさい物。ホラーやグロテスクの類が大いに苦手なのである。


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