過去ログ - 【モバマスSS】時には、プリンの話を
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7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/19(日) 01:53:17.16 ID:wjFhQvEZ0
 
「せ、せっかち、なんだね……で、でも、そういうのも、嫌いじゃ……ないよ?」

 むくりと、倒れていた少女の上半身が起き上がった。
 
以下略



8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/19(日) 01:54:26.43 ID:wjFhQvEZ0

 突然、乙女は強い力で足首を掴まれ、その場にがくりと膝をついた。
 
 振り返ると、背後では息を吹き返した立像の群れ。
 乙女の足首を掴んでいたのも、その内の一体だ。
以下略



9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/19(日) 01:57:08.62 ID:wjFhQvEZ0
 
「い、いい……眺め、だね」

 床に押さえつけられた乙女を見下ろして、その傍に立つフードの少女。
 
以下略



10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/19(日) 01:59:08.33 ID:wjFhQvEZ0
 
「き、貴様はっ、まさかっ! ……むぐっ!」

「……味が無いと、や、やっぱり……美味しくない……かな?」

以下略



11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/19(日) 02:01:55.74 ID:wjFhQvEZ0
 
「ひゃ、ひゃめへぇぇぇぇっ!!」

 少々乱暴な手つきでスプーンを口腔へとねじ込まれ、苦しさから体を捻る乙女。
 
以下略



12: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2016/06/19(日) 02:04:34.55 ID:wjFhQvEZ0
ここまで。


13:名無しNIPPER[sage]
2016/06/19(日) 13:06:26.72 ID:9er7d+Vwo
期待


14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/20(月) 22:34:13.29 ID:aLv2JTSx0
===

「あのぅ、蘭子ちゃん……怒ってます?」

 部屋に置かれたテーブルの横、正座したまゆが、おずおずといった様子で蘭子にそうたずねると、
以下略



15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/20(月) 22:36:53.99 ID:aLv2JTSx0
 
 とはいえ、それ自体はまゆと同室になってからというもの、すっか見慣れた朝の風景と言えるものだった。
 
 実を言えばこのまゆという少女、事務所に来てからほぼ毎日、
 朝早くから台所に立っては担当のプロデューサーの為に愛妻弁当ならぬアイドル弁当を作っているのである。
以下略



16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/20(月) 22:37:58.81 ID:aLv2JTSx0

「はやる気持ちを抑えられなくて、手近な人に味見をしてもらいたくなっちゃったんです」とはまゆの弁だが、このような体験
 ――要するに、寝ている最中に口の中へ異物を入れられて起こされる体験だ――を蘭子が経験するのは、これで三度目。


以下略



17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/20(月) 22:41:44.63 ID:aLv2JTSx0
 
「ほ、本質は其処で無い! 深紅の絆を見る者よ、我に二度も悠久の花園を見せようと言うのか!?」
(も、問題はそこじゃありません! まゆさんは、二回も私にお花畑を見せるつもりなんですか!?)

 そう、蘭子が顔を真っ赤にして言うように、前回の煮物は特に酷かった。
以下略



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